謙虚に2009/08/06 22:41:44

けさは地下鉄から降りて職場に行く前に用事を済ませようと立ち寄る途中で、突然の雨。傘も持っていない。一瞬あわてたけれどたいした濡れたわけでもなく、職場に向かうことができた。

夜には卓球の練習。3人しかいないけれど、充実した、濃い内容の練習ができた。15分おきに、交代で野球でいえばノックのようにボールを打ち、フォアハンドやバックハンドなど打ち返す。2人がベテランなので、こちらもついつい気合いが入って速いラリーの応酬が何度も続いた。

さて今日は、裁判員制度判決のあった日である。
72歳の男性が女性を殺害した事件だが、判決は「懲役15年」。
これを重いとみるか軽いとみるか。報道では被害者の遺族が「死刑、最低でも無期懲役」を望んでいた一方、検察が「懲役16年」を求刑、被告弁護側は年齢も考慮して軽い刑を、と主張していた。

刑の軽重は、軽々しくは論じられない。
けれども、市民が裁判にかかわるというこの制度をみて、はたしてそれほどに冷静かつ客観的に事件や被告、被害者をみることができるだろうか。
ついわたしは感動する性格ゆえに、被告、被害者、どちらかあるいはどちらにも感情を移入してしまうのではないだろうかと思う。
そして客観的にと言いながら、自分の感情に引きずられてしまうのではないかとさえ思う。
そんなわたしには、とても裁判員などつとまるわけがない。

ひとつだけ、自分に言い聞かせること。
怒りは神さまの領域であり、怒りをだれかにぶつけるとかぶちまけるとか、力に頼ってはいけない。
ここ数日。
気持ちが乱され苦しい日があった。
まるごと神さまにおゆだねできたわけではないけれど、感情の乱れを怒りにまかせてぶつけなくてよかったと思う。

もっと謙虚に、神さまの前にこうべを垂れる存在になりたい。