障がいのある人にやさしい街づくり2009/08/03 21:39:00

いつも朗読のレッスンへ行く新宿駅の改札を出て東京都庁方面へ行く地下通路を歩くと、こんなものをみつけた。

写真では見づらいのであるが、これは視覚に障がいのある人のために、音声でガイドをしてくれる案内器だと思う。聞こえにくいわたしではボタンを押してもたぶん流れてくる音声が単なる騒音にしか聞こえないだろう。それでなくても新宿駅から外に出るとあまりの音の大きさに、つい補聴器のスイッチを切りたくなってしまう。

逆に、視覚障がい者にとってこわいのは、駅のホームである。
ホームに点字ブロックがあるけれども、ホームから線路に転落したという事故をきく。
東京の場合、メトロ地下鉄のいくつかの路線で、ホームに柵を設け、列車が入って停車してから車両と柵の自動ドアが同時に開くつくりになっているが、それだって触ってみないとわからないのではないだろうか。
まだまだ駅のホームは弱者にとって危険な場である。

完全完ぺきにやさしい街づくりは、たしかに難しいのかもしれない。
しかし、当事者である障がい者の意見を聴くこともないまますすめられていくのはもっとこわい。
わたしたちの声にもっと耳を傾けて、わからないこと疑問を感じることがあったら率直にきいてほしい。
いまの福祉政策や福祉行政には、すべてとはいわないが当事者に聞くという点で欠けていると思う。