第16回コスモス朗読会2023/02/07 21:11:04

第16回コスモス会
わたしは左右100㏈オーバーの聴覚障がい者です。
ですが、聴者と同じような発声発音があり、その強みと弱みを生かして、手話と音声で同時に語る手話つき朗読に挑戦し、コロナ禍による中断をはさんで15年、朗読舞台を続けております。
わたし以外の出演者は手話ができませんので、手話通訳をつけます。
朗読舞台のねらい目標は、「聞こえる人も聞こえない人も手話がわかる人もわからない人も楽しめる朗読舞台」。
みなさまのお越しをこころからお待ちいたしております。
 第16回コスモス朗読会  2023年3月25日
             開場 午後1時30分
             開演 午後2時
場所 STUDIO VIRTUOSI スタジオ ヴィルトゥオージ
   東京都新宿区百人町2-16ー17 アバンティ21 地下1階
JR新大久保駅・大久保駅から徒歩5分
入場無料です。
聴者のかた、聴覚障がい者・手話に関心のあるかた、手話勉強中の方、問わずみなさまのお越しをこころからお待ちしております。
事前申し込みは必要ありませんが、ご関心、舞台を鑑賞したいという方がいらっしゃいましたら、聴者のかた、聴覚障がい者・手話に関心のあるかた、手話勉強中の方、問わずわたしあてにこのブログのコメント欄にメッセージをお送りくだされば幸いです。

願わくば、平和で過ごせますように2023/02/16 21:16:04

早いものでもうすぐ3月。
3月というと東日本大震災、ウクライナ戦争についていえば、ロシア軍が大規模な戦闘を計画しているなど、暗いニュースが後を絶たない。
そんななかだが、わたしが毎月行っている「もっくハウス」の3月のメニューを教えていただいた。木曜日と金曜日のみのオープン、最終週は休業している。
3月のメニュー
 2日(木)   ベーグルサンド
 3日(金)   シーフードピラフ
 9日(木)   お好み焼き 13時午後1時まで。
               ラストオーダーは12時30分
 10日(金)   豚キムチ
 16日(木)   つけめん
 17日(金)   ガバオライス
 23日(木)   明太子うどん
 24日(金)   ホワイトシチュー
 30日、31日は休業
 もっくカフェ  東京都葛飾区四つ木4-11-8
 みなさまのお越しをこころからお待ちしております。
 願わくば、3月が平和で過ごせますように。

ろう者とCODAとクリスチャン~自分を守ろうとする。CODAの例でいえば、いい子ちゃんでいなければならないと​ふるまってしまうか。2023/02/21 22:07:12

今晩、仕事の帰りにバスに乗り遅れまして、呼び止めたバスの運転手さんから乗車を断られました。障がい者差別だというつもりはなく、わたしが悪いのだから理解していますが、昨今はちょっとしたことでもキレてもめごとをおこす人が多いですね。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60dbd820e4b0a3e21b3334d5?fbclid=IwAR16HxVl4o21wZtEPgI0SAJeA2o5ZzhWuluVyFIklg-lVkDy-IUN5PxXLu4  
この記事中に「聴こえる人たちのなかで働くろう者はコミュニケーション面でのストレスを抱えがちなんです」「同僚の聴こえる人たちは、筆談などでサポートしてくれる。でも、業務に関係ない、何気ない雑談はわざわざ筆談で伝えないですよね。そういう些細なことの積み重ねが、ろう者を寂しくさせ、孤立感を抱くことにつながってしまう。結果、退職を選んでしまうんです」というくだりがあります。聞こえないことがなかなか理解されないなあという思いをずっと抱えたまま引きずっています。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f6199f5c5b6e27db134aeee?fbclid=IwAR3soE0y42i4yyQIkTAHL_GFFv2Ly0-YsXCsBUXwdeteLXFJnHdS6pmR2Yc.  
ここから引用したくだりで、聴覚障害の親をもつ健聴の子ども(CODA,Children of Deaf Adults 以下CODA)について3つのタイプがあげられていました。①聴こえない親への感情を爆発させるタイプ。親への不満を口にしたり、存在を否定したりする人たち。②本当に親と良い関係を築いているタイプ。③最後が、親を守らなければいけない、聴こえない親の子どもだからいい子でいなければいけないと思い、自分の気持ちを抑え込んでしまうタイプ。

冷静になって考えてみると、CODAもクリスチャンも、聴覚障がいや手話の受容、親から子どもへの信仰継承ということなどを考えてみると「聴こえない親への感情を爆発させるタイプ。親への不満を口にしたり、存在を否定したりする人たち。本当に親と良い関係を築いているタイプ。そして最後が、親を守らなければいけない、聴こえない親の子どもだからいい子でいなければいけないと思い、自分の気持ちを抑え込んでしまうタイプ」というふうに、感情や不満を爆発させるか、いい関係を築いているか、いい子ちゃんでいなければならないと思うか、という点でCODAもクリスチャンも、実は似ているんじゃないかと思うんです。聴覚障がい者も、同じ聞こえない人同士では手話で会話をするなどでストレス解消や思いの共有ができるのだけど、聴こえる人たちのなかに入るとコミュニケーション面でのストレスを抱えがちになる。些細なことの積み重ねが、ろう者を寂しくさせ、孤立感を抱くことにつながってしまう。聞こえる人のなかでは黙っているか、自分と関係のない話には入らないかなどして自分を守ろうとする。クリスチャンならば品行方正、「清く正しく美しく」ふるまおうとしてしまう。CODAの例でいえば、いい子ちゃんでいなければならないと​ふるまってしまう。

わたしの子どもは聴者であり、わたしも妻もクリスチャンですが、手話や信仰をどう伝えていくか。簡単ではないのは承知していると同時に、親の考えを押しつけたり強要したりしてはいけないことは言うまでもないこと。くわえて「感情や不満を爆発させるか、いい関係を築いているか、いい子ちゃんでいなければならないと思うか」の3つで無言のプレッシャーを与えたり感じさせたりしていないか、常に自問自答してみる必要がある、と考えさせられた、バス停での出来事でした。