あと一週間2024/03/16 22:25:43

ここ数日の気圧のせいか、めまいや吐き気がおきてしんどかった。けさも少しふらつく。
朝10時に家を出て、新宿の「朗読のレッスン」に行く。来週3月23日にある、第17回コスモス会朗読発表会のリハーサルのためだ。
住友ビルの近くにあったスターバックスでアイスコーヒーとチキンパンサンドを購入。青空の下で食べるのはとても気持ちいいがやや暑く、座っているイスもテーブルも触ると熱い。
23日の発表会が終わったら急に気温が上がってまた長い夏に入るのだろうか。

あと一週間しかない。
同じような表現などに注意し、細かい修正を重ねて舞台の日を迎えたい。
これを見て下さったみなさま、もし興味関心がおありでしたら、わたしたちの朗読発表会にお越しいただければ幸いに存じます。

50年かぁ。2022/03/28 21:28:18

https://www.nikkansports.com/.../news/202203270001480.html
https://www.nikkansports.com/.../news/202203280000351.html
今日の日刊スポーツに、とても興味深い記事が2つあった。
ひとつは結成50周年になる、海援隊を取り上げたテレビ番組が4月第1週と第2週にわたって放送されること。
ふたつ目はアカデミー賞で「コーダ あいのうた」に出演したトロイ・コッツァーさんが助演男優賞を受賞されたこと。男性ろう者俳優として初だという。
今年の通年ギターレッスンの課題曲は海援隊に決めているが、手元に海援隊の楽譜はあるのだけど、学びたい、楽譜がない曲をいま探している。
いま学んでいる曲は手話通訳士のおかげで徐々にわかりかけてきた。
歌うのは無理だけど、一年通して海援隊の曲を少しでも覚えられたらと思う。
そしてアカデミー賞助演男優賞を受賞されたトロイ・コッツァーさん。
いままでも手話のできる俳優さんがろう者を演じた舞台や映画はあったけれど、ろう者がろう者を演じるものは日本ではなかなかない。さすがアメリカだなと思うとともに、障がい者のことは障がい者にしかわからないわかりえない部分もある。障がいのない人が演じるとどうしても違和感がついてまわる。
https://www.huffingtonpost.jp/.../story_jp...
 上の記事で、「ろう者の役はろう者自身で」ということがなぜ日本で広がらないのか、逆に言えばろう者の役はろう者が演じることの重要性を理解していただけるのではないかと思う。
 先日のコスモス朗読会で2年ぶりに舞台に立ってみて、やっぱり演じることの楽しさと難しさの両方を感じ、もっともっと場数を踏みたいと思いが深まった。
 手話訳を手話通訳士と一緒につくり、台本と手話も覚えていく作業はとてもたいへんだけど、表現したいと思う気持ちが、覚える苦労よりもまさって生きている充実感さえ抱かせてくれる。
 ギターもそう。リズム感もテンポもたいへんだけど、覚えるのが楽しい。いつか舞台で演奏したいと思う。歌はさすがにダメだけど。
 今回の舞台から、コツコツまた練習や手話のレベルを上げていきたい。アカデミー賞とまではいかなくてもいいから、聞こえなくても何かができるのだという思いをこめて。

無事終了しました。2022/03/26 10:05:57

 昨日12時30分から、なかの芸術小劇場でひらかれました第15回コスモス朗読会は無事終了しました。わたしの舞台は、まあアホみたいなミスがありましたけれども、点数をつけるなら90点かな。永遠に100点満点はあり得ないと思って取り組んでいますが、その10点を永遠に追い続けることが大事だと思っています。今回は久しぶりに絵本「ちいさな手のおおきなうた」(五味ヒロミ・作、ユルト聖子・絵)、幼稚園に通う耳が聞こえない女の子と聞こえる子どもや先生との交流が内容です。例年通り、自分の舞台だけをDVDカメラにおさめました。
 自宅や受講生とのけいこで何度か読み飛ばしがあったのですが、本番ではそれはなく、思い切ってやれました。今回、初めて手話通訳士もついてくださったことで、手話のないほかの方々の作品を手話を通して楽しめたことと思います。次回は未定ですが、また新たな作品に挑戦します。次回のみなさまのご来場をこころからお待ちしております。
 今回お越しくださいましたみなさまの忌憚ないご感想ご意見など、メッセージも、わたしに直接おおくりくださってもここでお書きくださってもかまいません。
 お越しくださいました方々に、あらためてこころから深く感謝を申し上げます。ほんとうにありがとうございました。

はじめて専用座席をつくりました2022/03/05 20:24:30

2年ぶりに開催のコスモス会。さきの添付ファイルでは「コスモス朗読会」としていますが、「コスモス会」が正式な会の名前です。

今年ははじめて聴覚障がい者のためだけの専用座席をつくりました。
ソーシャルディスタンスを保ちながら、手話通訳士による通訳もあります。

みなさまのお越しをお待ちしております。

世界がどうなっているでしょうか2022/03/05 20:23:31

こんなたいへんなときに。そう思いながら複雑な心境でこれを書いています。
わたしはろう者であり、聴者と同じように話せます。その矛盾というかどっちつかずのようなジレンマをどうしたら克服あるいは乗り越えられるか。その思いで、20年近く、朗読と手話を学び続けています。
2年ぶりに「朗読のレッスン」の仲間とともに第15回コスモス会を開催します。
わたしは音声と手話で語ります。
聴者はもちろんのこと、聴覚障がい者にもお越しいただけたら、これ以上の幸いはありません。
コスモス会開催のとき、世界がどうなっているでしょうか。大きな不安を感じながら語ります。

第15回コスモス会 ご案内の続きです2022/02/21 17:59:25

今回ははじめて、手話通訳士に来ていただき、ろう者難聴者向けのお席を最大13席用意いたしました。手話通訳を見たいという方もどうぞいらしてください。

関心・ご興味がおありのかたがいらっしゃましたら、FacebookからNaruhisa SHINKIと検索してメッセージをお送りくだされば幸いです。

ようやくでき上りました2022/02/20 19:50:20

補聴器単体では声を聞き取ることが難しい聴力ですがなぜか聴者と同じように話せる。そんなややこしい「中途全ろう者」(こんな言葉は適切かどうかわかりませんが)が、2年ぶりに朗読舞台に立ちます。第15回コスモス会朗読発表会ですが、今年初めて、ろう者の専用席をご用意いたしました。手話通訳を見たいという方もどうぞいらしてください。

2022年3月25日 午後1時開場 第1部 午後1時30分から
               第2部 午後3時(予定)
 なかの芸能小劇場 中野区中野5丁目68ー7
 みなさまのお越しをこころからお待ちいたしております。

「いつか」のときまでに備えておきたい2021/12/19 20:40:03

いま、月に一度だけ所属教会とはべつの教会でギター教室に通っている。もちろん所属教会の牧師から許可をいただいてのことだ。

話は5年前のS状結腸がん入院にさかのぼる。
大学時代からがんや終末期医療といった問題に関心を抱いていたが、まさか自分ががん患者となって大腸を摘出する手術を受けてから、自分の「死」について考えるようになった。そして2年前に義母をおくってから一層その思いが深まり、毎年正月前後に生前遺言を書き換え、自分の「そのとき」もしものときに来てほしい人にだけ連絡するようにと家族にも伝えているだけでなく、昨年、献体登録を更新した。

そういった「終活」と関係してくるけれどせっかくギターを学んでいることだし教会に通っているのだから、と、「いのちのことば社」からでている『教会福音讃美歌』を購入して、さきに書いた月に一度だけの讃美歌ギターレッスンに通っている。もしものとき、そして自分の肉体はひつぎのなかで、わたしはいないのだけれど、自分が葬儀で演奏してほしい讃美歌をギターで演奏した動画を自分の葬儀のときにスクリーンで投影し、その讃美歌の手話もスクリーンで投影してもらえたらいいなあ、という思いからだ。

いまできる曲は2つだけ。「讃美歌21」では510番の「主よ終わりまで」と同じく「讃美歌21」403番の「救いの訪れ」だけ。「主よ終わりまで」は詞が同じだが、403番は異なっている。どちらにしても弾ける曲が増えてうれしい。

「いつか」のときまでに、演奏と手話を録画しておいて備えておきたい。

難しいけれどチャレンジしよう!2021/11/13 22:44:32

前回も書いた、来月25日の初めての発表会で演奏する、ちあきなおみさんの「喝采」。
ギター演奏はだいぶそれらしい形になってきたが、歌が……むちゃくちゃ難しい。小節のなかだけでも音の高低があり、転調テンポの変化があり、と、難曲中の難曲と言われている。妻からも「難しい!」と言われた。

だからといってここであきらめてしまったら終わり。
ボーカルには妻の友人2人にも入っていただいて、ギターわたしを含む、計4人でやることになりそうだ。

来年3月25日に、「なかの小劇場」でひらかれる、2年ぶりの「コスモス朗読会」も正式に声のご指導の日程が決まった。手話のご指導も始まった。

いろいろ忙しいけれど、チャレンジして成功させたい。

生涯初の発表会と来年3月の朗読舞台2021/11/04 22:52:29

今年6月から学びを始めた、ちあきなおみさんの『喝采』。リズムやテンポ、コード指押さえなど手話通訳士も同伴して、5カ月かかってようやくなんとかかたちになった。妻は途中でやめてしまったけれど、妻のために購入した赤っぽい色のギターを処分するのはもったいないからと、練習する曲のたびごとに、もう30年前に購入したギターと交互に使い分けて、いまは妻のギターを使っている。月に一度、所属教会ではないがバスに乗って30分ほどのところにある教会で賛美歌も学んでいる。

そして来年3月25日。2年ぶりに朗読舞台発表会をひらくことになり、いま声のご指導より先に手話表現を手話通訳士とともに研究したり表現の教えを請うたりしている。さらに毎週水曜日は東京都手話通訳等養成講習会の指導者クラスを受講、これは来年6月まで続く。
その上に父親としての親業、子育てもある。
からだの状態は正直、下痢や腹痛があるなどよくないし、今月は心臓のエコー検査と腹部超音波検査もある。

しかしやりたいことがあり、目標がある。朗読舞台は子どもの保育園と重なって子どもは観に来られないけれど、友人知人にお誘いをしているところだ。
人生は一度しかない。がんなどいくつもの病気があり、聞こえない耳と普通に話せる口をいただき、手話と声で表現したいという思いがあり、手話指導者になりたい(指導者になりたいというより、手話を広めたいというのが正確なところだ)。
いろんな人の支えや出会いや励ましがあって、こういう目標ややりたいことがある。
たいへんではあるが、挑戦し続けたい。