目をそむけるわけにはいかない2013/12/19 22:59:09

先日、TBSの「News23」を見ていて、教育をテーマにした特集があった。
字幕がなかったのだけどおおよその内容は映像からすぐにわかった。

パキスタンの子どもたち、少女に教育をという、マララさんたちの運動に、イスラム教過激派のタリバンが反発、マララさんと同じように教育を受けたいと願っている少女とその家族を襲撃するのだという。

一方で、働かなくてはならないために教育を受ける機会が得られない少年たちも取り上げられていた。

教育を受けることで、子どもたちの笑顔が広がり、生きていくための自分に対する自信や将来の希望をもつことができる。教育は自分だけではなく社会も変えていく。

タリバンや宗教に名を借りたテロが絶えないのは、たしかにキリスト教とイスラム教の対立もあるだろう。だがそんな単純なものではなく、それだけでもなく、イスラム社会の中にある貧困、教育を満足に受けられない社会が、テロを生んでいるともいえる。子どもたちをだまして、お金をあげるといつわり、自爆テロをすれば天国に入れるとだまして彼らを駆り立てていく。宗教や貧困を含めた、複雑な要因がからんでいる。

とても気が重いテーマだった。
だが、読み書きができて、数字を書くことができるという、わたしたちにはあたりまえのことができるようになった、パキスタンの子どもたちの表情はとてもまぶしく映る。

この複雑に絡み合った問題を解決する方法はないのか? 
気が重いテーマだが、目をそむけるわけにはいかない。