人生と時間をいとおしむ2014/06/16 22:52:49

わたしたち夫婦は結婚してまだ2年もたっていない。そのあいだ、いろいろあったけれど、どうにかこうにかこれまでやってこれたのは、お互いを認め合ってきたからだ。お互いにかけがえのない存在だと思っているから、聴こえる妻とろう者の夫、お互いなしにはこれからの人生を生きることはできないと思っているからだ。

だのに、昨今の世相をみると、どうにもこうにもやりきれない出来事があまりにも多い。
5歳の子どもを餓死させた父親。女子高校生に手をかけた中年男性(わたしたちとそんなに変わりない年齢だ)。そして今日は子どもと母親が無理心中というニュースも入ってきた。あまりにもいのちが軽くみられている。
妻もわたしも、とてもやりきれなく苦しい思いを味わった今日一日だった。

夜はアメリカ手話教室。
いつものようにテキストをひらいて、いろんな単語を学び、テキストにあった会話文を、役割を変えて表現したり。
日本の手話では「Dog」は両手平を頭の上に置いて、犬の耳の形で表すが、アメリカ手話では中指と親指をこすり合わせる。指を鳴らして呼ぶところからきている。「Cat」は人さし指と親指をほおにあててつまむ。ひげの形をあらわしているらしい。

こういうように手話を学ぶことができるのは、幸せなことだ。生きているからこそ得られる喜びでもある。
生は一度しかない。だからこそ、いまある生の時間を精いっぱい生きたいと思わずにはいられない。
適齢期を超えて結婚したわたしたちだからこそ、結婚と人生というものがとてもいとおしく感じられてならないのだ。

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