手話ギター弾き語りの手話訳2014/07/01 23:58:05

妻とともに、手話サークルのこの夏の納涼会でやる予定のパフォーマンス、手話ギター弾き語りの手話訳をつくるため、手話通訳士とともに学びのときをもった。

曲は2つ。
『知床旅情』を妻が手話と声で歌い、サークル員に教えながら歌う。
『バラが咲いた』はわたしと妻がギター演奏をして、手話通訳士とわたしが手話で教える。

歌の世界だからそのまま文章通り歌詞通りに訳すのではおもしろくない。むしろイメージで訳してみる。たとえば「バラが咲いた」は同じフレーズが出てくるが、バラの花は上から下へいくつもつぼみや花が咲いている。それをイメージして手の位置を上から下へおろす。「知床」や「羅臼」、「バラ」「ハマナス」は残念だが手話訳がない。したがって指文字で表す。

妻は聴者だから歌はうまいしどんな歌でもこなせる。けれど手話と声で歌うのは初めて。
じっくり時間をかけてギターと手話で歌え弾けるように、練習を重ねたい。

楽しみがまた増えた。

恐ろしい2014/07/02 22:57:15

歯止めがないまま、首相や時の内閣の判断いかんでいかようにも解釈できる、「武力行使の三原則」。
なによりこんな大事なことを国会にもはからずに内閣の閣議決定だけで済ませとおそうというのが恐ろしい。

後世どんな評価を下されるのだろう。

コーヒー牛乳2014/07/03 23:37:05

ギター教室からの帰り、近くの牛乳販売店の自動販売機の前を通りかかり、妻がわたしに買ってくれたのが、これ。昔懐かしい、コーヒー牛乳。

子どものころ、たまに親と一緒に近くの銭湯に行ったときにはよくコーヒー牛乳をせがんだものだ。あのころも牛乳ビンだったけれどたしかふたが紙でできていて、輪っかにピンをとおした器具でふたにピンを刺してふたをはずすのではなかったかな。いまは写真にあるように、紙製ではなく、プラスチックの、ふちからあけるようになっている。

おふろ上がりにグイッと飲むのが好きで、懐かしさにひたってしまった。
だいたい、いまは銭湯が少なくなってしまったから、おふろ上がりに牛乳を飲む楽しみもなくなってしまった。家で飲めるといえばそうなのだけど、オジサンもオニイチャンも裸のまま、みんなで飲む。コミュニティー、付き合いだったのではないだろうか。
そういう、地域のつながりが失われたような思いがするのはわたしだけだろうか。

ギターは『知床旅情』にとりかかっている。
アルペジオの指遣いを教わり、先日手話通訳士と一緒につくった手話と合わせてふたりで練習を続けた。

小さなささやかな楽しみ2014/07/04 22:29:43

以前、新聞に掲載されていた、お茶をつくるボトルを購入していたのだけれど、義妹にプレゼントした。ボトルの上下どちらかの口にお茶の葉を入れるかごがつけられて、ボトルを逆さに振ってお茶の葉からお茶ができるというわけだ。お茶のパックを使ってもいい。
ペットボトルをムダ買いするようになって、妻から怒られるありさま。
先月に義妹にあげたのと同じお茶をつくるボトルを妻とともに2本購入して、毎日のランチで使っている。

ペットボトルを買わなくなって一安心、のはずが、また悩ましい。ランチでボトルの中のお茶がなくなってしまうのだ。
そんなときのために、予備のパックも忘れずに持ち歩いている。

エコといえばエコだし、小さなささやかな楽しみがランチをさらにおいしいものにしてくれる。

朗読の後に手話サークル2014/07/05 23:21:28

今日からコスモス朗読会に向けた、『朗読のレッスン』の指導が始まった。毎年と同じように、各自が読みたいと思ったテキストを持ち寄って講師先生やクラスメートの前で読む。わたしはこの春からここで書いたり公言したりした通り、三浦綾子さんの『氷点』を読む。当初は手話をつけるつもりはなかったけれど、冒頭部だけ手話をつけてみた。講師先生から「もう少し抑えめに読んで」といわれる。たしかにこのあとはもっと感情をこめなくてはならないところもあるから、はじめからそれをやるとかえって聞く方も苦しくなるかもしれない。

夜は手話サークルのあと、居酒屋へ移動して飲み会。

朗読で聴こえる人と同じように声を出し夜は手話で話をして。
充実した週末の一日だった。

冷やしみそつけ麺2014/07/06 23:30:35

妻は礼拝のあと、ダンス仲間と一緒にダンスの練習に行く。わたしはというと窓ガラスをふくためのワイパークリーナーや聖書や本などを買ったり久しぶりの行きつけの喫茶店でコーヒーを飲んだり。帰宅してから妻とASLの復習や家事手伝いをしたりして過ごす。

妻が冷やしみそつけ麺をつくってくれた。キュウリとカニサラダがうまくからみあっておいしい。

いまになって懐かしい2014/07/07 23:17:23

都議会や国会での女性に対するやじといい、兵庫県議の涙の釈明会見といい、先日の手話サークルでも話題になった。
思うに、政治家に限らず、人の上に立つ、人を率いていく、「センセイ」と呼ばれる人のなかには、それにふさわしい見識や知識、品格を持った人がいる一方で、周囲からちやほやされ持ち上げられて、錯覚してしまう、まるで自分が世界の中心世界のすべてをコントロールしていると思い込んでしまう人も少なからずいるということだ。
そういった錯覚に陥らないためには、やはり自分を常に律していること。周囲からほめられてもどこかで「自分はそうではない」と自覚意識していること。たぶん政治家など人の上に立つ人ほど、ほんとうはたしなめいさめしかってくれる人が必要なのかもしれない。そういう人がいない人は、ワンマンになったり自分が全知全能であるかのようにふるまったりして、結局は自分を滅ぼしてしまう。

そこで思い出すのは、周囲からどうみられているか、ということだ。
わたしは小さいころ「おてんとうさまがみているよ」と厳しく言われたものだ。人がわたしを見ていなくても、天はわたしをみているのだ、と、自然を超えた大いなるもの、あるいは宗教心だけではなく怖いものがいるのだということ。

さらにはしかってくれる人がいないと、人はダメになるものだなあとも思う。
しかられるのはいやだしできればそんな目にはあいたくない。だが、ちやほやされてつけ上がってみっともない姿をさらすより、しかってくれる人がいるほうがよっぽどためになる。

この年にもなるとなかなかそうそうしかってくれる人がいなくなる。それだけ自覚と意識を忘れないように、ということだろう。
父にこっぴどくしかられた、遠い昔のことがいまになって懐かしくさえ思い出される。

薬膳レストランでディナーを2014/07/08 22:37:57

義妹と妻の3人で都内にある薬膳レストランでディナーを楽しむ。
野菜たっぷりに加えて、薬膳がたくさん盛られた料理、わたしはカレーライスを注文したが、いつもと違い、白米ではないごはんや鶏肉などもはいったカレーの味は最高だった。

ま。こういう機会でもなかったら薬膳レストランにはまず行くことはない。

静かに語るように。声も手話も。2014/07/09 23:04:25

コスモス朗読会『氷点』。すでに大まかな手話表現はできているけれど細部の詰めにとりかかっている。

朗読は大まかに分けて2つからなっている。
はじめの、主人公、辻口陽子がなぜ服毒自殺を図ったかをまとめた意冒頭部から、陽子の遺書の抜粋。それを読み終えてから自殺未遂で横たわる陽子のそばで辻口啓造、北原、高木らの会話場面。

右と左で登場人物を分けて表し、なおかつ意味をつかんで表す。

先日の朗読のときに講師から「静かに入ってみて」と言われた。ゆっくり遺書を読み語り聞かせるように静かに語り始める。感情を入れすぎないように。
熱心になればなるほどわたしは動きが大きく声も大きくなりがちだ。
そうではなく、静かに語るように。声も手話もそうしなくてはならない。

ワールドカップ準決勝2試合に思う2014/07/10 23:21:58

関東を台風がまもなく上陸するのだが、妻と一緒にギター教室に出かけたときは風がやや強いくらい。けれどあさって義妹が帰るころにはどうなっていることか。

沖縄本島から九州にかけて台風が接近上陸していたけさ、わたしたちはワールドカップ準決勝のオランダ-アルゼンチン戦をテレビで観ながら過ごしていた。
テレビをつけて0-0のまま延長戦が終了、PK戦にはいってアルゼンチンが一つもミスをせずに勝利を収めた瞬間、義妹とわたしは勝負とはいえあまりにも残酷な結果にため息をついていた。

サッカーにはあまり関心がないわたしだが、それにしても前日の準決勝で開催国ブラジルがドイツに歴史的な惨敗を喫したのには驚きを隠せない。義妹も「え? 負けたの?」と信じられない表情だった。
ネット上や新聞やテレビで取り上げられているから試合経過は細かくは触れないが、初めの失点はしかたないにしても、ずるずるいいようになすがままにされたという印象がある。ブラジルというと個人技もさることながら今大会はネイマールとチアゴシルバの2枚看板が突出している、逆に言えば選手層の厚さを感じない。たしかにヨーロッパリーグでプレーするレベルの選手ばかりだけど、ひとりではどうすることもできない。
ドイツ戦については失点した後の立て直しができるかどうか、ネイマール頼みだったブラジルが負けたのは総合力の差、いろんな能力がある選手を使い分けるチーム編成だったかどうかという点であったと思う。

ともあれブラジルはワールドカップ反対運動が直前まであったしリオデジャネイロ五輪への反対運動も起こるかもしれない。国内の経済問題やらいろいろあるだけに、ブラジル代表が負けたのは大きなショックだろうね。