よく生きることはよく死ぬことなのだと2012/08/22 23:05:50

昨日の手話学習のあと、一緒に歩いていた手話通訳士先生から「鈴虫が鳴っている」とおっしゃる。
街の喧騒しか補聴器に入ってこないわたしにはわからないのだが、なるほどせみの死がいをいくつもみるし、朝晩はだいぶ涼しくなってきた。

世界はそれでも戦争や争いが絶えない。いつになったら争うことの愚かさに気づくのかと思う。

戦争だけではない。
わたしたちが生きているこの時間は、とても限られたものなのだ。
たまたまこうして戦争のない戦争を起こさない国に生きているだけであって、何かの機会にいつ、わたしがこの世からいなくなるかもしれないのだ。

だからこそ、よく生きることはよく死ぬことなのだと思う。

コメント

_ T.Fujimoto ― 2012/08/23 22:56:14

偶然ですが、ちょうどいま、たまたま林望先生の著書(「臨終力」)を読んでいますが、同じようなことを書かれています。
「先生の夢はなんですか?」と少年に聞かれ、「よく死ぬことです。」と答えたそうです。
生は死を迎えてはじめて完成を見るので、よく死ぬための「生きがい」、「健康」、「経済的基盤」、「社会貢献」を論じた内容になっています。

_ スマイル ― 2012/08/24 00:31:00

T.Fujimotoさま

おひさしぶりです。スマイルもブログを拝見させていただいております。

この「よく生きることはよく死ぬことだ」という言葉から思いだすのは、スマイルが朗読でやった「塩狩峠」の作者、故三浦綾子さんです。
彼女もわたしと同じキリスト者ですが、生きていて最後の仕事は、いかによく死ぬことだとおっしゃっておられました。

林望先生のご著書ですね。
入手して読んでみます。

ありがとうございました。

スマイル

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