弱小といわれたチームの快進撃2011/10/11 23:48:57

いまMLBはプレーオフ真っ最中。アメリカン、ナショナルともにリーグ優勝決定戦に入っているが、アメリカンリーグはデトロイト・タイガース対テキサス・レンジャーズのカード。
ホームタウンを同じくする、こちらNFLのデトロイト・ライオンズが現地時間、10日のマンデーナイト・フットボールでNFC北部地区のライバル、シカゴ・ベアーズと対戦、24対13で勝った。

1930年7月12日創立、ポーツマス・スパルタンズという名称をへて34年にデトロイトへ移転してチーム名をライオンズに改称したという歴史のあるチームだが、チャンピオンになったのはアメリカン・フットボール・リーグ(AFL)との合併前の1935、1952、1953、1957年。いまでいえばスーパーボウル4回出場負けなし、といったところ。だがここ20年は低迷が続き、2008年シーズンはなんと16戦全敗という不名誉な記録をつくった。
翌年、ジョージア大学卒のQBマシュー・スタッフォードをドラフト1位(全体9位)で獲得してからやや上昇してきたけれど、スタッフォードがけががちでシーズン通して健康で過ごした年がないことなどから、今年も不安視されていた。
それが、あれよあれよというまに今シーズン5戦全勝というのだからあいた口がふさがらない。「万年ドアマット」「最弱チーム」とやゆされて本拠スタジアムには紙袋をかぶってくるファンが多かったのに。
ライオンズの本拠、フォード・フィールドは屋根つき球場だ。6万7861人の大観衆の声援でプレーコールも聞こえないほどだったシカゴは、そのためにプレー開始が不正に遅れたという反則をとられるなど、さんざんなありさま。デトロイトは1956年以来の開幕5連勝を飾った。ちなみに5戦全勝チームはNFC北部地区のライバルで昨年のスーパーボウルチャンピオン、グリーンベイ・パッカーズだけ。おいおい、このままだとNFC決勝はデトロイトとグリーンベイの対戦か?

チームが強いからファンがたくさん来てくれるのか、たくさん来てくれるからチームが強いのか。
それはともかく、不況の風厳しいミシガン州と市民にとって、タイガースとライオンズの活躍は大きな喜びだろう。
どんなチームだって負けたくて試合に臨むはずがない。勝ちたい、勝つことが自分たちをファンを喜ばせてくれる。勝ちたい願いはかなう。弱小といわれたチームの快進撃に、わたしも強く勇気づけられた。

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