やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

舞台前に故障を起こして修理を頼んでいた、右側につけているオーティコン社製補聴器が今日、戻ってきた。故障原因はいくつかにわたり、シェルの劣化、汚れ、アンプの腐食などがあったために断音やノイズが入って、アンプも交換したのだそうだ。

実はあの舞台の時も、２台お借りしていたうちのひとつの代替補聴器がハウリングを起こしマイクテスト中から「おかしい」と言われて、講師のアナウンサーから「左右ともに、補聴器なしで舞台に上がってはどうか」と言われていたのだ。補聴器なしでもできないことはないけれど、自分の声は補聴器を外すとほとんど聞こえない。観客席の声はさらにまったく聞こえない。卓球の試合なら打球を見ればいいから音がなくても気にならないが、舞台上でそんななかではたしてまともにプレーできるのか不安に感じていたのだ。
どうにかこうにか左はほとんど聞こえず右は通常の３割ほどかすかにしか聞こえない状況で舞台を務め終えた。

そんなこんなで戻ってきた補聴器。
大事にしなくちゃね。とてもうれしい。