まるでひきだされた羊のような2011/09/17 23:28:54

台本とプログラム
残暑厳しい連休の今日、第6回コスモス朗読会が下北沢の「しもきた空間リバティ」でひらかれた。

定刻からやや2分ほど遅れて始まったが、わたしの舞台は予定より30分ほど遅れた午後5時10分ごろだった。
第2部が終わってスタッフから出番を告げられて、ステージに上がる。だが2分5分とたってもまだ緞帳が上がらない。深呼吸をしたりひざをたたいたりして集中力を高め緊張をよい方向に向けていく。まるで衆人環視のど真ん中にひきだされた羊のような心境である。だけれど、どうってことはない。こわくない、恐怖もない。

演技はなんとか動けたし、観衆からの反応もよかったと思う。大きなシアターとは異なり客席と舞台の距離がすぐ近くにあるため、場の空気がすぐに伝わってきた。その距離が近いぶんやりがいも緊張も高いが、しかし毎年立ってみてものすごく意欲をかきたてられる。