宇宙のチリから意識をもって……2007/07/09 21:56:09

昨日からの疲れがまだ残っているのだろう。今日も一日疲れた。

さて朗読でテレビ番組「COSMOS」内で使われた音楽をBGMにすると決めて、もう27年も前になる、テレビ番組の原作本を取り出してみた。
いま読み返しても、示唆にとむところが多い。

カール・セーガン博士はこう語っている。

「私たちは、宇宙の片すみで形をなし、意識を持つまでになった。私たちは、自分たちの起源について考えはじめた。星くずが、星について考えている。100億の10億倍の、そのまた10億倍もの原子の集合体が、原子の進化について考え、ついに意識を持つに至った長い旅のあとをたどっている。
私たちの忠誠心は、全人類と地球に対するものでなければならない。私たちは、地球のために発言する。私たちは生き残らなければならない。その生存の義務は、私たち自身のためだけのものではない。私たちは、その義務を宇宙に対しても負っている。時間的には永遠、空間的には無限の、その宇宙から私たちは生まれてきたのだから……」

これを読んだ27年前も、ばくぜんと、身近な世界ではなく、広いユニバースという規模でみつめるべきだということを感じた。
さまざまな経験を積み、視野が自分たちの身近な世界から、広く地球規模へ目を転じてみると、27年前のセーガン博士が書いたこの言葉はけっして色あせることなくいまなお、強く問いかけている。

いま梅雨だが、九州は大雨が続いた。東京も降雨がなかったり、あってもどしゃ降りのようだったり。極端な気候が続いている。どこか地球全体がおかしくなっているのはまちがいないのだろう。

セーガン博士が書いているように、地球と未来、宇宙のためにわたしたちは生き残ることができるのだろうか……。

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