おだやかな顔でいたい2007/07/25 23:15:36

仕事のあいだ、ずっとパソコンの前に座ったまま。仕事内容がパソコンを使ったものである以上しかたないのだけれど、仕事のつらさより、周りとの会話の関係がたまにあるか、全然ないかのどちらかだということがきつい。

で、うつ病だったころは仕事が終わって地下鉄や車の窓ガラスに映った、にらみつけるような目をした自分の顔を見て「なんてけわしい顔をしているんだ」と思ったものだった。そう、誰をも寄せつけまいと、顔だけではなく全身ハリネズミ状態で過ごしていたのだと思う。

いまもたまにハリネズミになることはある。
やはり会話がないのがストレスというかつらさを感じる原因なのだね。手話でおしゃべりしたいなぁと思う。
でも少しずつゆっくり、気にならないように気にしないように自分のこころをコントロールしていくなかで、「ま。いいか」とゆったりおだやかな顔で仕事を終える日もできるようになった。

人の気持ちやこころは、わたしにはどうすることもできないし、こうしなさいなどと強制できるものでもない。
いまできることは、ゆったりおだやかでいたいということ。自分のこころとそのありようなら、わたししかコントロールできない。
うつ病だったころは、自分を分かってほしい、分かってもらいたいとばかり思い続けて満たされないからハリネズミのようにこころを逆立てていらつかせていたのだと、いまだから冷静にふり返られる。

あまり好きな言葉ではないのだけれど「ま。いいか」。
こころに少しばかりのユーモアを込めて「ま。いいか」と声をかけながら、おだやかな顔で一日を終えたい。
「今日の苦労はその日一日で十分である」のだから。