ろう者にもわかるような手話で語りたい2012/09/04 23:53:28

夜に入って手話つき朗読のご指導をいただく。今日は先日ビデオカメラで撮影したものの数本をみながら、細かい修正を加えたり手話表現をカットしたりしてみた。
疑問文のくだりを、空文字で「?」を入れてみたのをカットして、「~かもしれない」というニュアンスで、「思う」という表現を加える。
指さしを強く表すこと。聴衆へ問いかける意味で強く表す。

以前にも書いたように、朗読舞台では日本手話を使った表現だ。日本手話というのは主にろう者が使い、文章通りではなく、文の内容をイメージで表す。「てにをは」がないかわりに人物の関係を上下で表すなどの工夫がある。
書き言葉でいう「句読点」はどうするか? 句読点がないかわりに文の終わりには両手を添える、同意を求める文ではうなずきを入れる、というように工夫されている。実際にNHKの手話ニュースをみてみるとおわかりだろう。彼ら手話ニュースのキャスターはうなずきや手を前に置くなどして表している。

ろう者にもわかるような手話にしたい。
というわけで、手話通訳士のご指導をあおいで、句読点やうなずきの位置などを入れて、手話通訳士がやっているように、ろう者にわかるように表現をする。

手話通訳士にはなれないけれど、日本手話でのとりくみは、ろう者にもわかり楽しんでもらえるために重要だ。