バイオリンもいいね2009/07/09 22:44:12

ドイツ・ザクセン州  聖フラウエン教会 礼拝堂
今日は卓球同好会の練習日だった。
いつも来るメンバーが所用のため休み。見学に来るはずの方がお見えにならなかった。待ち合わせ場所を決めればよかったなと反省。

でもひとりで黙々とサービスやスマッシュの練習をやって、メニュー終了。
誰も見ていないようでいてだれかがちゃんと見ている。
自分のためではなく誰かのために、いまという有限の時間を精いっぱい練習すること。それだけを言い聞かせていた。

練習の最中わたしはいつも、補聴器を外している。余計な音を入れたくないからだが代わりにある音楽が聞こえてきた、ような気がした。
バイオリンの音楽、ヨハン・セバスチャン・バッハだと思うけれど、無伴奏パルティータ第3番である。

昔高校時代に見たテレビ番組「COSMOS」で使われていた曲だ。
バッハだからかもしれないが、この曲を聴くと、ヨーロッパの大聖堂、たとえばフランスなどのカトリックの聖堂をイメージしてしまう。あるいはプロテスタントだけれど、おととし行ったドイツ・ドレスデンの聖フラウエン教会でもいい。
身の引き締まるような、厳かな気持ちになるのだ。

聖堂であれ教会であれ、朝夕にステンドグラスなり窓から日が差し込む。そのなかにひざをついて祈るとき、わたしはたったひとつのちっぽけな存在でしかないことに気づかされる。
その有限さを感じるからこそ、生きているいまを感謝し、できることしなければならないことに精いっぱい全力を尽くすこと。自分のためにではなく、他者のために生きたいと思うのだ。

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