26年後もまた2009/07/22 23:08:22

おそらく今日、昼間に外を歩いていたりビルの窓から空を見上げていたりしていた人が多かったのではないだろうか。
今日、太陽が月に完全に隠される皆既日食があった。日本国内の陸地で観測されるものとしては46年ぶりである。

奄美大島や小笠原諸島、硫黄島などでは皆既日食が観測され、わたしの故郷北海道は札幌市でも部分日食が観測されたそうだ。
その一方で皆既日食が6分半近くと、最大の観測時間だろうといわれていた鹿児島県トカラ列島にある悪石島は雨模様だった。30万円もする費用を払って観測ツアーに行かれた方々にとっては、残念、の思いがあることだろう。

今年はもうひとつ、アポロ宇宙船のメモリアルイヤーでもある。
人類最初の月着陸があったアポロ11号。あの打ち上げとニール・アームストロング船長の月面を歩く映像を見た記憶がある。どこかにあるはずだけれど、なぜか「サンダーバード」の宇宙船やアポロ・サターンロケットのおもちゃと一緒に写真に収まったわたしの写真。そのころからだろうか、おしゃべりで、人前に出て話すことに強い関心を抱いたのは。

アメリカは火星へ人類を送ろうという計画をたてているらしい。日本でも月へ人類を送ろうという計画が政府レベルで話し合われるようだ。2年以内にも計画が公になるかもしれない。

けれど。
ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だと言ったアームストロング船長のあの言葉から、人類はどれだけ進歩しただろう。

インターネットで日食をライブでみることができる、21世紀の技術に驚嘆するとともに、はたして人類はどうなるのだろう。

次回、日本国内で観測できる皆既日食は2035年9月2日。