疲れたけど2009/07/10 23:15:40

今日のランチタイム。蒸し暑い都内を地下鉄で移動して目的地へ行くあいだ、同僚から「やせたねえ」「ほほの筋肉がけいれんしているみたいだ」と言われた。
個人的にはもうちょっと落としたいくらいなのだけれど、まあ7カ月前までよりずっと体重が落ちているのはうれしい。

断わっておくけれどわたしは拒食症でもないし、ドラッグなどに頼っているわけでもない。
たしかにストレスがあるけれど、そしてそのストレスはいまに始まったものではなく、体重が落ちたと感じたその7カ月前からあることだ。

けれど、いまこうして朗読の練習だとかご指導をいただいていることが、いまあるストレスを、けっして後ろ向きではなく前向きなものとして受け止めていく力になっている。

人のこころや行動を自分はどうすることもできない。自分でできるのは、精いっぱい9月までの限られた時間のなかで、何度も繰り返し繰り返し練習を重ねることしかない。つまり自分でできることをやるしかない。

極端な、と思われるかもしれないが、『塩狩峠』に取り組むまえに取材のため、早朝の便に乗って今年2月に旭川を訪れてからずっと、生と死、その目的と意味について考えをめぐらし、それなりに感じる何かを得たような気がしている。

医学的には何でもないけれど、もしなにかのストレスがかかったとしても、それがわたしを強く支えているものであるならば、それは全くストレスも考えを思いめぐらすこともなく、何の目的もないまま生きているよりずっと、生き生きとしたものではないだろうか。