久しぶりの手話サークル2017/01/11 23:15:28

夜からの手話サークル、千代田一麦会に、昨年12月以来、顔を出してきた。

みんなと会えて、かるたを使ったゲーム、手話による伝言ゲームと楽しいひとときだったが、疲れた。

明日は終日家で静養にあてるか、出かけるにしてもそんなに遠くまでは行かないと思う。

汝は我等を助くるか、はた我等の敵を助くるか2017/01/12 22:26:19

やっぱり昨日の疲れはいかんともしがたく、今日は終日自宅で休養にあてた。

さて久々に聖書、それも旧約聖書をひらいてみた。ヨシュア記5:13~14。

エジプトを出て放浪するユダヤの民のひとり、ヨシュアという人物が書いたとされる文書であるが、5章13節からの記事は、エリコにいたときにヨシュアが聖なる所へと足を踏み入れてしまい、サンダルを脱ぐよう「主の軍の将軍」に命令されるという内容である。
だが、ヨシュアの前に立った人物は、抜き身の剣を持っていた。それをみたヨシュアはこう語った。「汝は我等を助くるか、はた我等の敵を助くるか」と。それに対して彼は「否我はエホバの軍旅の将としていま来たれるなり」と答えた。
ヨシュアが「お前は敵か味方か」と自分を基準、自分を中心に相手を峻別し、選別したのに対して、剣を持った男は、自分は「主の軍の将軍である」と答えたのだ。どういうことだろう。
わたしは思う。自分を中心に自分を基準に置くごう慢な思い上がりではなく、「わたしのための神」「わたしの」ではなく、まず初めに「神が」おられ、「神のためのわたし」であることに気づくべきだ思いをいたすべきだ。

そこで思い出すのは、現地時間で11日、メディアの前で大統領選挙後初めての記者会見を行った、ドナルド・トランプのことだ。
そこでは「中国やメキシコや日本がアメリカに敬意を示すようになるだろう」「わたしがアメリカを偉大な国にする」など、「わたしが」「わたしが」のオンパレードというか、自分がアメリカを復活させるのだといわんばかり。これだけアメリカを分断させたことや、多くの人に支持を受けたことへの感謝や謙虚さなどはまるで感じられなかった。そればかりではない。メディアを分けて、ゴミだのと名指ししただけではなく、質問を受け付けないという態度まで見せた。

尊敬も敬意も、自分から口にするものではない。
ふだんの振る舞いや言動や何気ない行動からにじみ出るものである。
その前日にお別れ演説を行ったバラク・オバマ大統領は、登壇するなり多くの聴衆から拍手で迎えられ、拍手をやめるようにうながしたあとで「ごらんなさい。わたしがレームダック(死に体)だということがおわかりでしょう? だれもわたしの言うことを聞かないから」とユーモアを込めて演説を始めたのと比較すれば一目瞭然であろう。政策のよしあしや評価はともかく、どちらが人物として尊敬できるかというものだ。

トランプに話を戻す。
まさに「汝は我等を助くるか、はた我等の敵を助くるか」という反知性主義思考、二元論思考であり、敵と味方を分ける、自分に意の沿わないものは敵だ、ゴミだという自分中心である。こういう人物が権力を持つとどうなるか。過去の歴史がいくつも証明している。
アメリカ大統領というのはCommander-in-Chief、アメリカ軍の最高司令官であり、たしかに強大な権力を持つ。だからこそ自分に課せられた権力や職務の重みを自覚しているべきなのだ。だがトランプにはそんな姿勢や考えがないのだろう。あくまでもビジネスであり自分が中心なのだろう。

これから先のアメリカそして世界がおもいやられる。

ほんのちょっとの優しさがあればなあ。2017/01/13 23:23:34

体調はまあまあ、というか昼間はおなかの違和感。夜に外へ出て地下鉄車内で立ちっぱなしで少々疲れた。

がん手術を受ける前からかばんにヘルプカードをつけていることはここでも何度か書いた。
こういうからだになってみて、ヘルプカードの認知度以前に、社会が弱者に対して不寛容、車内は自分さえよければそれでいい、という空気に満ちているような感じだ。
ヘルプカードをこれみよがしに見せたり掲げたりする気はないけれど、ヘルプカードが視界に入る、目の前に見える(見せる見せてるつもりはないが)はずなのにそれに気づこうとしない人。席に座ってチラッとこちらを一瞥してすぐに本やスマホに目を向ける人。老若男女問わずだ。
はたまたドアわきに立ちふさがってテコでも譲らないぞと言わんばかりの人もみかける。

みんな、年をとったり病気をしたりすれば気づくようになるのかなと思う一方で。

このブログのタイトル「やさしい愛の手のひらで」じゃないけど、ほんのちょっとの優しさがあればなあ。

本所防災館に行ってきた2017/01/14 21:52:41

午後から妻と一緒に防災を学ぼうと、墨田区にある本所防災館(東京都墨田区横川4-6-6)に行ってきた。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/

正式名称を「本所都民防災教育センター」といい、「模擬災害を体験しながら学び、もしもの時の防災行動力を身につける」ことを目的コンセプトとしている。

2017年に入って都内はまだ大きな揺れを経験していない。昨年末、退院してまもない日の未明に大きな揺れがあったが、「ない」ということは「今後もない」ということを意味しないし、その保証でもない。むしろ「これから起こる」かもしれないということだ。それをわたしたちはしっかり考えていくべきだと思う。

さてその本所防災館。
思いがけなく、珍しいお客さんと一緒に見学をすることができた。

フランスからやってきた、小学生と思しき団体一行と一緒に見学をしたのだ。男子児童、女子児童、引率の教師ら合わせて50人くらいだろうか。
わたしたちは女子児童のグループ10人と一緒に行動した。
まず、英語字幕のついたアニメーションで1995年1月17日と2011年3月11日に起きた2つの大震災を学び、そのあとに煙体験コーナー、都市型水害体験コーナー(家屋や自動車が集中豪雨、洪水や水害に襲われたとき、どれくらいドアや扉に水が押し寄せるかを体験できる)、地震体験コーナー、消火体験コーナーなどを一緒にまわった。
都市型水害体験コーナーでは、水圧がかかったドアの開放体験で、かなりの水圧がかかること、簡単には逃げられないということを。煙体験コーナーでは、姿勢を低くして煙を吸わないこと、濡れたタオルなどで口を覆うということ、地震体験コーナーでは震度6弱から7の揺れを、自動たちと一緒に体験した。

引率の教師に聞くと、フランスではこういった防災教育はあまりないらしい。帰宅後に調べてみたら、フランスで起きた巨大地震は、1972年のマグニチュード5が直近だという。日本のような震度6だのマグニチュード9だのという地震自体がまず起きないのだそうだ。それだけに、日本を知る機会としてここに来たのだろうと思う。

こういう防災教育の存在を知り、アニメやカルチャーだけにとどまらない、日本の姿を知ってもらえたらと思う。

家具の転倒防止2017/01/15 23:32:35

家具転倒防止伸縮棒
昨日妻と一緒に本所防災館に行ったことで触発されたか、妻が家具転倒防止伸縮棒を購入してきた。
手始めは冷蔵庫の転倒防止に。

たしかにこういうことは大事だし、やらないで後悔するよりやったほうがいい。
昨日の繰り返しになるけど、「ない」ということは「これから起こる」かもしれないということでもあるのだから。

ありがたみをあらためて強く感じる2017/01/16 23:08:13

自宅療養中に感じたことがいくつかある。

なんといっても家にひとりぼっちでいることの孤独さ。
わたしたちは共働きなので、まずどちらかが家にいることはない。今回わたしが自宅にいることである程度家のことをカバーできるけれど、家にいることで家族がいない、話し相手もいない、テレビを見るかなにかするくらいしかないというのはきついものだなあとつくづく感じさせられた。

だからこそ、家族が助け合わないとやっていけない。

家族のありがたみをあらためて強く感じる、自宅療養中である。

22年2017/01/17 22:42:46

そうか、もう22年がたったのか。

今日は阪神大震災から22年目になる。
テレビ特番などは首都圏では放送されなかったけれど、関西圏ではもしかしたらあったかもしれない。
22年。あの日生まれた人たちはもう成人している。深い傷の中で「あの日」を迎えなくてはならない、家族を失った方にとっては、何年がたってもその傷はとても言葉に言い表せないことだろう。

今日、あるビルの前に停車している何台もの消防車をみた。みると玄関前に白いヘルメット姿の人が並んでいる。このビルで、震災が起きたという想定で消防やけが人搬送などの訓練を昼間に行っていたようだ。

昨年も熊本で地震があったし、22年前から「日本列島は地震活動期に入ったのかもしれない」と言われていることを考えても、「次」がこの首都圏にならないという保証はない。

気持ちを保ち正しく恐れていきたい2017/01/18 23:53:11

自宅療養もあと数日で終わる。

妻から聞いた話、手術で摘出したがん細胞に転移しやすいタイプがあったこと、手術でとったように見えてもあとになって転移が見つかることもあること。そのため経過観察が5年は必要であり再発は手術後2年以内であるというデータもある。

気持ちを保ち正しく恐れていきたいものだ。

The Silver and Black2017/01/19 23:07:35

The Silver and Black wrapped up 2016 with a 12-4 record and a playoff appearance for the first time since 2002.
シルバー&ブラック(=オークランド・レイダーズ)は2002年以来の12勝4敗でプレーオフ出場、2016年を飾った。

とてもうれしいシーズン、けれど2020年にネバダ州ラスベガスへの移転がうわさされている。今春のNFLオーナー会議で決まるのだろうが、いくら治安がいいといってもラスベガスはギャンブルとカジノで知られる。有名スターとアトラクションで家族連れでも楽しめる街に変わったというが。
そんなところにNFLチームがフランチャイズをおいて、選手もチームもよくない誘惑に巻き込まれないかと危ぐ不安を抱くのはわたしだけだろうか。

正直、The Silver and BlackはやっぱりOaklandでしか存在意義がないと思うのだけど。

少しでもできることを2017/01/20 23:08:23

関東に降雪という予報が出ていた今日。
妻は朝から仕事へ。わたしは平日としては自宅静養の最後の日を迎えた。

先月はホントに妻にいろいろ助けてもらった。
そのお返しというのもヘンだけど、少しでもできることをと、久しぶりに夕食、焼きそばをつくった。

週明けからはまたいつもの生活に戻る。