どういうものだろう。2017/01/24 21:56:56

昨年も、いじめで子どもが自殺するなど、悲しいニュースが相次いだ。

今月23日、文部科学省が初めて公表した、「いじめはなくなった」「いじめ解消」の定義とされる「(加害)行為がやんでいる状態が3カ月継続し、被害者が心身の苦痛を感じていないこと」という方針。

しかし、こんな簡単あいまいな、いかようにも解釈できるもので「いじめがなくなった」などというのはどういうものだろう。
「3カ月経過したら学校は対応しなくていいと誤解されかねない」など、この定義に対して反対意見もあったという報道があるが、いじめ被害経験者として、反対意見に同感である。

注意深く見守りを続け、被害者や保護者への面談も続けるべき、というのもまたあいまいであり被害者にも落ち度があると思われかねない。
わたしは中学時代の先生から「けんか両成敗」などとあしらわれた経験がいまもってなおこころに傷をもたらしていることから、断固いじめは被害者ではなく加害者に責任があると考える。

結論を言うと、いじめはどんな理由があろうと人権侵害であり絶対に許さないということだ。権利などと肩ひじ張っていう以前の、人としてやっていいことかどうか、というその一点に尽きる。