安倍政権に欠けていると思うもの2015/09/03 17:01:28

安保法案「戦争まっしぐらは極端」 ヒゲの隊長が講演
http://www.asahi.com/articles/ASH934TRRH93OIPE01D.html?iref=comtop_6_06

思うに、安倍政権あるいは安保法制を推し進めようという人たちには、自分たちがどう見られているのかどう思われているのか、という自省内省に欠けているのではないだろうか。理解されないのは理解しないほうが悪い。「国民の命を守るため法的な隙間を埋めるのは当たり前。集団的自衛権が行使できるようになったら戦争まっしぐらなんて極端な批判だ」という言葉に、その一端があらわれているように思う。

なぜ理解されないのか。
ころころ答弁が変わる、すりかえがある、ごまかしがある。
だから信用されないし、いくら言っても理解されない。

今回の五輪エンブレムや新国立競技場をめぐる一連のてんまつもそうだけれど、だれも責任をとらない、他人事のような態度でいる。それでいて理念も考えもない政治や政策。理念や考えがあるというだろうが、薄っぺらい、なるほどと思われる次元ではない。
これではとても国民の一人として、国を任せられないと思う。

安倍首相の恩師も安保法案反対 閣僚の母校9割で廃案求める会
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0175302.html

いま一度、この国がほんとうに未来永ごう、美しい国だったと胸を張って言える国であるかどうか、言葉の美しさやごまかしに惑わされないように。
そしてわたしたちもまた、自省内省に欠けているのではないだろうか。「理解されないのは理解しないほうが悪い」とひとりよがりにならないように、自戒していきたい。