久しぶりに入った: やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

最後に入ったのはいつだろう。ふと思い出すと、ずいぶん遠く昔のことのような気がする。

自宅のふろ場が、サビが原因で壁が腐食するなど問題があり、今日、業者に修理を依頼してきてもらった。修理そのものは日中で終わったが、サビ部分をはがして壁をはりかえるなどしたため、３日ほどは使えないという。そこで妻と相談して、自宅近くにある銭湯に行ってきた。
最後に銭湯に入ったのは……たぶん小学校のころだと思う。たしか友人と、学校から帰って「一緒に行こう」と約束した時以来だ。いまでも思いだすのは、体重計とコーヒー牛乳。１００円もしなかったかな。ふろ上がりにのむコーヒー牛乳のなんとうまかったことか！

今日は閉店時間ギリギリに行ってお客はわたし一人。
銭湯にかならずある黄色い「ケロリン」のふろおけ。肩こりや痔などに効果があるというお湯につかって、のんびりとまではいかなかったけれど、楽しいひとときを過ごしてきた。ちなみに入浴料は４８０円。ドライヤーは５分で20円だという。あわせて５００円。わたしだけだったし、補聴器を外せば完全ろうだからほかのお客さんとおしゃべりすることはできないけれど、裸の付き合いは楽しいだろうな。

妻と話したのだが、月に１～２回くらいは銭湯に来てもいいんじゃないかなと思う。自宅はマンションなのでお隣さんとの交流があまりない。そのぶん、銭湯で見知らぬ人との出会いが、なにかあったとき万が一のとき、地域で助け合う人脈づくりになるのではないかな。
みなさんも、近くに銭湯があったら、一度タオルとシャンプーリンスを持って行ってみては？