同世代のがんばりをみる2015/02/13 23:21:44

日本のプロ野球はいま、キャンプ真っ最中。
新人選手からベテランまで、1軍入り、チームの優勝をかけて、厳しい生存競争の中にいる。
経験したことがないけれど、日本とアメリカのキャンプは違いがいくつもある。
それは横において、わたしが注目しているのは2人の40代選手だ。

ひとりは今年マイアミ・マーリンズに加入したイチロー。彼についてはここでも書いたのでシーズンに入ってからまた書いてみたい。
今回は中日ドラゴンズでプレーしている現役最年長、山本昌投手だ。

彼とはほとんど同世代。わたしのほうが3カ月下になる。
この年までプロで生きてきたというのは、ほんとうにすごいこと。漫画「あぶさん」など、高齢になっても活躍する主人公はいるけど現実世界の中ではまず、こんな年齢まで現役でやるのはそうはいない。
なぜなのか、ご本人に聞いたわけではないが、新聞報道やテレビニュースなどから見ると、自己節制ということと、多趣味、いろんなことに関心を持ち続けていることが大きいのだろう。
趣味というと有名なのはラジコンだという。そのレベルは趣味という次元ではなく玄人はだしときく。

プロだからもちろん成績が良くなければ契約してもらえないし、年をとっていけば若い人にとって代わられるのがあたりまえ。
自己節制という部分では、練習ではとにかく走ること。そして関節を鍛えるトレーニングをしているのだという。同世代の男性が四十肩だ五十肩だと言っているのに。
ラジコンも、厳しい生存競争の中で、自分をリラックスさせたり試合以外のことに目を向けさせたりという効果もあるのだろうし、仕事である野球以外に関心を持つことで、自分を衰えさせないという目的もあるのだろう。
いろんな意味で人生を豊かにしようという思いが、ここまでの現役生活を支えてきたのだろうと思う。

わたしは日本よりはメジャーが好きだから、あまり日本プロ野球には関心がないが、同世代や40代が現役でやっているのをきくと、日米問わずに応援したくなる。
今年もどんなプレーを見せてくれるのか、期待しながら応援していきたい。