うまく折り合いをつけて付き合っていくこと ― 2015/02/03 23:23:21
今日のここのカテゴリーは「communication」だが、手話ではなく、故郷北海道弁をテーマにしたい。
北海道弁、人に優しい言葉だな、と(笑ってる場合かヒゲ 水曜どうでしょう的思考)
http://digital.asahi.com/articles/ASH1H5Q4HH1HIIPE01L.html
北海道弁というと「したっけ」とか「なまら」などが知られているだろうか。ラーメンの名前にもなった「うまいっしょ」もそうだ。
もうちょっと知りたい北海道
http://www.visit-hokkaido.jp/t/dict/more_hokkaido/culture03.html
ここには上にあげた以外の北海道弁が出てくる。
見ると、子どものころから使い慣れた言葉がなまら(たくさん 笑)ある。
たぶん内地の人がきいたら「え?」と思うだろうものは―――
「みったくない」「わや」「なげる」「いたましい」「うるかす」「内地」などだろう。とくに最後の「内地」は教会で言ったとたん、周囲がみんな「え?」という顔をしてきた。
<でもそれって、自然環境が厳しい北海道だからこその言い回しなんだろうなって最近は思うんです。冬にドカ雪が降るのは誰のせいでもない。そんな環境の中で暮らしていくためには他人と協力し合わなければいけない。ちょっとしたミスぐらい、あたかも自然現象のように「なんもなんも」と言って受け流していかなければ、人間関係は円滑に進まない。だから、いろんなことを断定せずに、ぼやかしているんじゃないかなって>
まさにその通りだといっていい。
北海道は、本州からやってきた人たちが切り開いてきた歴史がある(一方でアイヌの人たちへの差別があったことにもしっかり目を向ける必要がある)。北国の厳しい寒さは、同時に助け合わなければ生きていけないことを人間に教えてくれた。いま放送中の「マッサン」でも余市にりんご園をつくるにあたって、どれだけ苦労してきたかが語られている。助け合う中からコミュニケーションが生まれ、北海道弁が生まれてきた。
厳しい環境下だからこそ、笑って受け流すくらいのしたたかさ強さがないと生きていけない。したたかさといえば雪祭りや流氷祭りもそう。雪を迷惑にしてどけるのではなく、うまく折り合いをつけて付き合っていくことから雪まつりなどが生まれてきた。
妻は福井出身で北海道弁を聞くとやっぱり驚く。お米を研いでジャーにうるかすと言ったら「?????」。逆に福井にもその土地で生まれ育まれてきた言葉があるだろう。
そういうお互いの文化を知り合うこともまた、大事なコミュニケーションだ。
というわけでわたしは今日も「なんもなんも」といいながら「がっさい」とみられていても平気で北海道弁を口にする。
北海道弁、人に優しい言葉だな、と(笑ってる場合かヒゲ 水曜どうでしょう的思考)
http://digital.asahi.com/articles/ASH1H5Q4HH1HIIPE01L.html
北海道弁というと「したっけ」とか「なまら」などが知られているだろうか。ラーメンの名前にもなった「うまいっしょ」もそうだ。
もうちょっと知りたい北海道
http://www.visit-hokkaido.jp/t/dict/more_hokkaido/culture03.html
ここには上にあげた以外の北海道弁が出てくる。
見ると、子どものころから使い慣れた言葉がなまら(たくさん 笑)ある。
たぶん内地の人がきいたら「え?」と思うだろうものは―――
「みったくない」「わや」「なげる」「いたましい」「うるかす」「内地」などだろう。とくに最後の「内地」は教会で言ったとたん、周囲がみんな「え?」という顔をしてきた。
<でもそれって、自然環境が厳しい北海道だからこその言い回しなんだろうなって最近は思うんです。冬にドカ雪が降るのは誰のせいでもない。そんな環境の中で暮らしていくためには他人と協力し合わなければいけない。ちょっとしたミスぐらい、あたかも自然現象のように「なんもなんも」と言って受け流していかなければ、人間関係は円滑に進まない。だから、いろんなことを断定せずに、ぼやかしているんじゃないかなって>
まさにその通りだといっていい。
北海道は、本州からやってきた人たちが切り開いてきた歴史がある(一方でアイヌの人たちへの差別があったことにもしっかり目を向ける必要がある)。北国の厳しい寒さは、同時に助け合わなければ生きていけないことを人間に教えてくれた。いま放送中の「マッサン」でも余市にりんご園をつくるにあたって、どれだけ苦労してきたかが語られている。助け合う中からコミュニケーションが生まれ、北海道弁が生まれてきた。
厳しい環境下だからこそ、笑って受け流すくらいのしたたかさ強さがないと生きていけない。したたかさといえば雪祭りや流氷祭りもそう。雪を迷惑にしてどけるのではなく、うまく折り合いをつけて付き合っていくことから雪まつりなどが生まれてきた。
妻は福井出身で北海道弁を聞くとやっぱり驚く。お米を研いでジャーにうるかすと言ったら「?????」。逆に福井にもその土地で生まれ育まれてきた言葉があるだろう。
そういうお互いの文化を知り合うこともまた、大事なコミュニケーションだ。
というわけでわたしは今日も「なんもなんも」といいながら「がっさい」とみられていても平気で北海道弁を口にする。
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