食の違いを楽しむ2008/04/21 21:40:04

東京と大阪、つまり関東と関西では、食の好みがかなり違うことは何度も関西を訪れたことで知っているし、実際に食べてみてなるほどと思ったり意外に思ったり、発見することが多い。
東京では関西の味がうけない、逆に関西では東京の味がダメ、というイメージがあったけれど最近はそうでもないらしい。

先日、会社の同僚と遅くに、新橋にある串刺し大衆食堂に行ってきた。

注文したメニューは、豚肉や牛肉のトンカツ揚げや、ウインナーを衣で揚げたものなど。
最後に注文したのはたまごをご飯にかけて食べるというやつ。なんと卵かけ専用のしょうゆがあるんだね。驚いたのは言うまでもない。味付けのりがついていたのは感涙ものだ。和風温泉旅館で出された朝食にはいつも味付けのりがついていたのではないか。子どものころに家族旅行で泊まった旅館の食事を思い出す。

関西独特のルールなのだろう、串刺しをソースにつけるのは一回限り。二度ソースにつけるのはマナー違反なのだそうだ。もってのほかというわけだ。よくわからないから、思いっきり串刺しをソースに浸すようにつけて食べたのだけれど、これでいいんだろうかね。

関西から先、九州は福岡も、捨てがたい食の魅力がある街だ。
福岡ドームで試合を観戦後に、長浜市場近くで食べた博多ラーメンのなんとうまかったことか。東京にも博多ラーメンのお店があるけれど、やはり食はその土地に行ってみないとわからない。屋台で、めんをおかわりする(替え玉)と、なんともいえない幸福感がおなかいっぱいに広がるのだ。もつ鍋もいいね。

東京にも東京らしさのある食べ物がある。
そういったいろいろな違いを楽しみながら土地に生きてきた人たちの営みを味わいたい。