変わらないのは、人を信じること、愛すること2011/03/27 23:45:42

ここ2~3年ほどは、見る番組といえばスポーツ中継かニュースがほとんど。連続ドラマなんてあまり見ない。けれど今日の午後7時から4時間あまりにわたって放送された「3年B組金八先生 ファイナル」は途中からだけれど終わりまで見た。

現実の中学時代にはいい思い出がなく、同窓会さえも断っているわたしだが、最初のシリーズに出演していた生徒さんがほぼわたしと同世代で親近感をおぼえた。最後のほうはあまりみていないが、高校でずっとB組だったことから親しみを感じている。

「やっぱりドラマだよな」というフィクションらしさもあるけれど、出演している生徒さん、卒業生、もう芸能界から離れて一般人として過ごしている方も芸能界で活躍している方も、みなさん真剣に演じている。短い時間で一緒に過ごした思い出があるからだろう。
金八先生を演じ続けた武田鉄矢さんもパワーダウンしたような気がするけれど、円熟といっては失礼だけれど味がある演技を見せてくださった。

ふりかえってみれば「飛び出せ! 青春」「われら! 青春」などといった学園ドラマを見て育ったわたしには、そのほとんどは舞台が高校だった。無理もないことで、小学生からみれば高校生なんて大人も同然。親しみ深く見るにはちょっと無理があった。
金八先生は多感な15歳という時期を舞台にした。そして卒業したあと、彼らがどうなっていったか、という思いを見るわたしたちに抱かせてくれた。「飛び出せ! 青春」「われら! 青春」の生徒はその後どうなったのだろう? という目で続編やスペシャルがつくられていないのは、高校生と中学生の違い――だからだ。

時代は変わり、荒川の土手を歩いていた金八先生の目に映るのは高い高いスカイツリー。32年前はあんなのなかったよ。
けれど変わらないのは、人を信じること、愛すること。今日のドラマでも語っていたね。

こんな大震災がおきて不安がたくさんあるけれど、人を、未来を信じていくことができれば、きっとその向こうに大きな喜びがあるのだとわたしは思う。

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