こういう試合なら大歓迎!2011/03/25 00:13:38

ドルトムント、欧州の日本人選抜と対戦か
http://www.nikkansports.com/soccer/world/news/f-sc-tp3-20110324-752575.html

自粛自粛もいいけれど、こういう災害のときに、何ができるか何をしたかということも大事なことだ。

サッカーには本当に詳しくないのだけれど、ドイツ、ブンデスリーガのドルトムントが欧州でプレーしている日本人選抜と対戦する、という。話の信憑性実現性は「?」。というのも日本人が所属している各チーム、たとえばインテル・ミラノ(イタリア)CSKAモスクワ(ロシア)フェイエノールト(オランダ)などとの了解がどこまで得られているのか、契約との兼ね合いでチームが日本人選手に対して参加を許可するのかどうか、試合で負傷した場合の補償はどうなるのか、など課題がいくつもある。記事にあるだけの材料では判断しかねるし不明確としかいいようがない。
けれども、この記事にもあるように同じブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンが来日して震災復興支援の慈善試合をするという話は、ついこのあいだ聞いたことがある。

こういう試合なら大歓迎。ましていま、放射能汚染など新たな問題がおきつつある。
事態の展開にもよるけれど、今秋のメジャーリーグ終了後に、NPBとMLBのオールスターが日本で慈善試合をしてくれたら、あるいはNFLチームが今夏、日本でプレシーズンでもいいから試合をしてくれたら、とも思う。実際はNFLもMLBも、選手組合とリーグ・チーム側との労使紛争があり、その解決を待たなければならないけれど。

ともかく、だ。
わたしの朗読舞台もそうだが、困難を前にして、何ができるか何をしたかということも大事なことだ。

挑戦する意味があるのは言うまでもない。

上からの目線ではなく 下からの目線で2011/03/25 22:00:00

地震発生から2週間がたった。
亡くなった方、いまも行方が分からない方、あわせて2万名を超えるという。太平洋戦争後の自然災害としては最悪の数字になってしまった。

宮城県には震災前も一度も行ったことがないのだけれど、津波による被害も激しかった同県山元町でこの21日から開局した災害臨時のFMコミュニティー放送局「りんごラジオ」(周波数80・7MHZ)が、復興に向けた街のシンボルになっている、という。仙台市内の別のコミュニティーFMラジオ局は、家の中で使われていないラジオを探し出してラジオが聞けない被災地にいる人たちに贈る運動をしているそうだ。

「りんごラジオ」は震災にあった東北放送の元アナウンサー、高橋厚さんが地元の震災関連情報を発信しているという。同局は高橋さんの旧友で第1級陸上無線技士の免許を持つ「FMながおか」の脇屋雄介社長から機材を借りて総務省に開局届をだし、わずか4日で開局にこぎつけたという。局名の由来は、太平洋戦争後にラジオから流れた、あの歌――「リンゴの唄」だという。宮城県山元町かお近くにお住まいの方でラジオが聞ける方がいらしゃったら、一度聞いてみてください。

太平洋戦争を直接には知らないわたしだが、1945年10月11日公開の映画「そよかぜ」の主題歌として歌われた故・並木路子さんと霧島昇さんのデュエット曲は知っている。
あの戦争が終わって誰しもがさあ、これから立ち直っていこう、という思いをこめて聴きあるいは歌ったに違いない、「リンゴの唄」。
まさに下から、草の根からの市民の声が込められているといえないか。上から目線で「復興だ、元気が出せる」などとぶち上げても人はついてこない。

ついつい手話ソングでやってみたくなり、合間に手を動かしてみた。

まだまだ厳しい状況に変わりはないけれど、ふと思い出したときにこの歌を口ずさんでみてはいかがだろう。