新しい年度が始まった2010/04/01 23:13:23

新年度がはじまり、わたしの会社でも新入社員の入社式があった。
ン何十年前の、若くて希望に燃えていたころをふと、思い出す。

いろいろな体験をして、いいことも悪いこともあった。しかしふりかえってみれば、そのひとつひとつがいまにつながっているのだ、とあらためて思う。

先が見えない混迷と不安の時代であるいま、希望を胸に抱いて社会人に、あるいは新しい学び舎にすすんだけれど、やはり答えが見えないゆえに、やめたり去ったりしていく人もいるだろう。
でも、もったいないよなあ。たしかに悩み苦しんでいるいまはしんどくて逃げ出したいけれど、その苦しみつらさが永遠に続くとは限らない。もしかしたらその苦しみやつらさがあとになってよかったと思えるかもしれない。

「神のなさることはみな、そのときにかなって美しい」という聖書の言葉を思う。

だから人生はおもしろいとも言えるし、わからないものだとも言える。
先が見える人生だったらどんなにつまらないだろう。いい学校を出ていい会社に勤めて、いい人と出会える。それはいいことかもしれないが、いいことづくめがはたして幸せなのだろうか。

ともあれ新しい年度が今日から始まった。
2011年の4月1日に笑っていられるように、歩みのひとつひとつを大事にしていこう。