並行して取り組むつもり2010/04/28 23:51:06

民話『鶴の恩返し』手話練習、とりあえずいったんは最終日。
後半、娘が機を織りたいと言って糸を買ってくるようにおじいさんに頼んでから、機で綾錦を織り、高値で買い取られ、おばあさんに正体を見破られて鶴に戻って去っていくまで。

細かい表現を修正したり変えたりして、日本手話としての表現に変えていった。
たとえば「空の雲のように軽い」。対応手話ならそのまま、空、雲、軽いとするけれど、それではろう者には何のことかわからない。「とても軽い」というように置換してみた。
また、「機の周りを屏風で囲む」も屏風を、ホテルの金屏風とイメージしたけれど、まさかおじいさんとおばあさんだけの小さな家に、そんなのがあるわけはない。いま風にいえばパーテーションのような感じにして、横から前へふさぐような感じ、としてみた。

こういうふうに表現を手話通訳士の先生と相談したりアドバイスをいただいたりという作業もまた楽しい。

いったん『鶴の恩返し』はここで中断するけれど、もちろん練習は並行してやる。8月に手話サークルの納涼会で演じるつもりで、近づいたら話してみよう。
9月の朗読舞台は衣装などはないけれど、手話サークルの納涼会ではどてらや甚平にぞうり、背景に山や民家などの絵をPCから投影するとか、ちょっと凝った工夫をしてみようかと思う。