花と本2007/03/21 22:24:38

窓辺の花
久々に、行きつけの喫茶店でコーヒーとお菓子をそばに、本を読む。

音楽解説からではなく、「歓喜に寄せる」の詩を主題に、第9の時代と欧州・日本における受容の歴史を分析研究した「『歓喜によせての物語』-シラーとベートーベンの『第9』」と、フランソワーズ・サガンの名著「悲しみよこんにちは」。

銀座で、イラク戦争反対の市民デモがあったらしい。
はっきりいってイラク戦争以後、世界はかえって混沌のきわみにある。イラク戦争についてもこれを支持する現日本政府についても、わたしは反対だ。
昨日(イラク時間3月20日)、フセイン政権時代の副首相だったラマダン氏が絞首刑。死刑執行された。旧政権で死刑執行されたのはこれで4人目。力による権力誇示だが、しかし力だけでは何も解決しない。

ゆっくり本を読みながら、この星に住むひとびとの行く末を思った、日だまりの午後。