やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

久しぶりの雨。日傘ではなく雨傘で出かけるのはいつ以来か、と思わせるほど。

今日はあの津久井やまゆり園事件から満１年になる。
障がい者だからといって殺されなくてはならない理由はない。殺していい理由もない。わたしたちは生きる権利があり生きる意味がある。
容疑者がいまも抱いていると伝えられている「障がい者は不幸を生むだけだ」という強固な差別意識は、社会の隅にいまもあり、多かれ少なかれそういう考えに共鳴している人もいるのだろう。

しかし、それでもわたしは声を上げなくてはならない。
障がいがあっても生きるいのちであることに変わりはない。
理不尽な差別意識で未来を絶たれた人たちの分も、わたしたちは生きていこう。どこまでできるかは神さまにゆだねつつ、自分らしく生きていくことを大事にしたい。