まもなく7カ月2013/11/14 23:32:10

結婚して半年が過ぎ、いろいろお互いの姿が交際していた時よりもはっきりみえてきた。いいことも悪いことも含めて、だ。

けさのNHKニュースで「絶食系男子」というのが取り上げられていた。恋愛に積極的ではない「草食系」を超えて、結婚に希望も夢もない、というのを指すのだそうだ。

ニュースを見ていて妻と顔を見合わせ、ついで「うーん」と考え込んでしまった。
たしかに結婚はお金もかかるし、打ち合わせだのなんだのと面倒なことばかり。まして先方の親や家族とも一生おつきあいをしていかなくてはならない。給料が上がらない、将来に希望が見いだせないといういまの若い人たちの閉塞状況を考えれば、無理もないことかもしれない。

けれどそれで終わっては、この国は未婚が増えてしまうだけである。

結婚してお互いの姿がはっきり見えてきた、と書いた。
それは逆に言えば自分の姿を、相手を通して知らされるということでもある。そして生活を共にするなかで、相手を思う思いやり、自分を犠牲にしても守りたいという愛、自分を高めていこうという意欲が生まれてくる。交際しているときではなかなか実感できなかったのだけれど、結婚してからいっそう思いが強くなった。

人に干渉されたくない、自分の生活が落ち着くまで、と若い人が言う。
わからないでもないけれど、自分だけの世界に閉じこもっていてばかりでは自分の成長などありえない。
人とかかわること、いいところも悪いところもひっくるめて、相手とかかわっていくことが、大きな何かを生み出す。

半年が過ぎて、結婚はたいへんだけど幸せだと感じる今日このごろだ。