あせらずあわてず2015/10/07 23:53:43

年を重ねていくって悪いことばかりじゃないなあ、と昨日書いた、山本昌選手の話を振り返って思う。
たしかにからだが思うように動かなくなったり気力がわかなかったりすることも、まあある。これからさき、身近な人との別れもあろう。ゆっくり動いていけばまたいつかは力が湧くはずだ。

今日のあるスポーツ新聞に、40歳を迎えた女優のインタビュー記事が掲載されていた。
アイドルとして活動を始めて、彼女の人生にもう余曲折、いろいろなことがあった。アイドルをへてひとりの女性としてどう生きていくか、浮き沈みの激しい芸能界の中で、若いことではなく、それまでに培ってきたものをどう生かしていくか、いろいろ苦しみ悩みながらたどり着いたのは
「年相応に」ということだった、という。その年齢で必要とされているからこそ、それにこたえてやっていくこと。

あせらずあわてず。
そう、今日の試合でたった一人の打者限定で投げた山本昌選手も、50歳までプロ野球でプレーできたのは、球団やリーグから必要とされたからだ。
同じように、周囲、組織や社会から必要とされているのだから、そのことを忘れずにしっかり生きていけば、年をとっても決して道を誤ることはないだろう。