疑問しか感じられない2018/11/21 23:04:06

プロの世界は弱肉強食だし、成績が良くなければ選手を戦力外として解雇したり新しい戦力を入れたり、変えるかしなければならない。やりたくてもおいそれと誰もがはいれる世界ではない。

とはいえ、巨人がまた外国人選手を獲得したという。
サンディエゴ・パドレスのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)を獲得したという。内外野どこでも守れるという27歳、まだまだのびしろがある。

しかし、と待てよと言いたい。
外国人や他球団から選手を集めるのはプロだから当然だけど、もともといる選手はどうなるのだろう。意欲をそがれたり持っている力を出せなくなったりしてしまわないか、モチベーションを失ってしまわないか。

いまの巨人の補強策には疑問しか感じられない。仮に優勝できたとしても選手にとって達成感や喜びや充実感が感じられるのだろうか?

まだまだ彼我の差がある2018/11/15 22:45:28

日米野球が終わり、侍ジャパンが5勝1敗でMLBチームを下した。日本プロ野球混成チームがメジャー混成チームに勝ち越したのは今回で3回目だという。

よく見ると今回のメジャーチームは、過去に比べてビックネーム、大物選手が少ない。加えてピッチャーもそれほど強力な選手をそろえたわけではない。だが、それでもMLBらしさは随所に出ていて、バットにあたった打球音や打球の速さはやっぱりメジャーのそれだったし、内野の送球もスピードがあった。
けれども日本は過去に比べればパワーとスピードがうまくかみ合い、日本シリーズからまもないのに、日本一のソフトバンクも広島も、その他チームも選手が個々の力を合わせていた。そのへん、ワールドシリーズを含むプレーオフから1カ月たって試合勘など鈍ってしまったMLBにしてみれば、空白期間が長かったぶん、アジャストしづらかっただろうなと思う。

これで日米間の差が縮まったかというと、そんなことはない。
むしろ課題であるパワー野球にどう対応するか、今回来たメンバー以上のレベルの選手と対戦したときに同じように試合運びができるか、まだまだ彼我の差がある。

いくらなんでも2018/11/10 22:33:02

帰宅してテレビで日米野球を観戦する。いくらシーズンの疲れがあるとはいっても、17安打、12得点はないだろう、メジャー相手に。

けれどメジャーのレベルが落ちたとは言えない。
彼らだってプライドがある。このままズルズル負けて帰るわけはないと思うのだが。
メジャー選手の奮起を期待したい。

昔と今2018/10/18 22:41:40

帰宅してからちょっとだけ、セ・パのプレーオフをテレビ観戦。
パ・リーグはともかく、セはやっぱり巨人が負けた。

昔、といっても数年前ではなく、わたしたちが小学校のころの巨人はまだ迫力もあったし、期待もできたのだけど、いまは名前も知らないどころか「そんな選手がいるの?」という感じしかない。それこそ年を重ねたからだろうか、それともいまの状況についていけないからだろうか?

さすがにいっときほどひどくはない、ニューヨーク・ヤンキース。金で選手を集めたチームづくりから、マイナーからの底上げと他球団からの補強がかみあって強くなってきた(それでも今年はプレーオフで敗退)。
巨人は来年は監督が代わるけど、期待できるかなと言われれば、あまり選手が変わらないままじゃないかなと思う。

今年の日本シリーズは埼玉西武ライオンズと広島カープの対戦と思うのだが、さて。

これってどうだろうねえ。2018/10/10 23:29:39

メジャーリーグと日本のプロ野球(以下MLB、NPBと表記)の違いはいくつもあるが、なんといっても指導者の違いは大きい。
「名選手名監督にあらず」とよく言うが、MLBは現役時代のキャリアがどうであれ指導者になるのは並大抵のことではなく、ほとんどがマイナーリーグ、それも1Aや2Aといった下部組織からスタートする。日本帰りの選手も例外ではなく、マイナーリーグで年の離れた若い選手と一緒にコーチや指導者になるための経験を積み、バスに揺られて長時間の移動や試合を経験していく。松井秀喜(元ニューヨーク・ヤンキース)も例外ではなく、マイナーの巡回コーチなどで若い選手を指導することもある。

ところがNPBの場合は、名選手が引退後すぐに、または引退して数年たったあとににコーチや監督になるケースが多い。
とりわけ読売巨人は生え抜きしか監督になれない「不文律」でもあるかのようだ。

組織の活性化、外部からの血を受け入れるという観点からすると、かなりいびつなものになるのではないか。その組織でしか育っていない経験していないわけだから、その組織内でしか通用しないルールや知識しかないのだろう。
NPBでも巨人以外の他球団は外部経験者他球団の元選手や元コーチ、元監督などを入れているところもあるから、柔軟な発想だったり異なる経験値を入れたりして、チームが強くなっていくこともある。

来年の巨人の監督は原辰徳だという。さて、どうなることやら。
うまくいくか、それとも?

楽じゃないよ2018/10/03 23:11:32

ここ数年の日本のプロ野球には関心があっても、昔のように特定球団を応援することもなく、熱心なというには遠くなってしまったのだが、今日、読売巨人軍の高橋由伸監督が辞任するという報道を聞いて、監督というポジションは楽じゃないなと思ったものだ。

もちろん、現役監督を見ても、セ・リーグ優勝の広島カープの緒方孝市、パ・リーグ優勝、埼玉西武ライオンズの辻発彦、というように実績を残した人もいる。しかし実績がないと解任される。プロだから数字が全てでもある。

いわばプロスポーツチームの監督は、中間管理職。
ニューヨーク・ヤンキースでもそうだが、なったら最後、賞賛されるか石もて追われるか。

楽じゃないよなあ。

たしかな足あとを残してくれた2018/09/30 22:30:25

先日(22日)ここに書いた『「サイレントK」の引退』にあったとおり、今日、日本ハムファイターズの石井裕也投手が14年のプロ野球選手としてのキャリアを終えた。
札幌ドームであった埼玉西武ライオンズとの試合、埼玉西武ライオンズがリーグ優勝を決めたけれど、石井投手は埼玉西武が3点を追う、7回2アウトランナー二塁の場面で登板。横浜商工高(現・横浜創学館高)の後輩の秋山翔吾をライトフライに打ち取った。

メジャーやNFLを例にするまでもなく、プロは入れ替わりが激しい。そのなかで14年、「勝利をつないできた」(この日の札幌ドームに来ていたある観客が掲げたプラカードから)石井選手は、目立たないけれどたしかな足あとを残してくれたと思う。

あらためて14年、おつかれさまでした。

「サイレントK」の引退2018/09/22 22:44:46

「サイレントK」の14年 聞こえないプロ投手が引退
https://www.asahi.com/articles/ASL9Q46QXL9QUTQP01V.html
日本ハム石井裕也が引退表明「とても幸せでした」
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201809220000457.html
日本ハム・石井裕也 今季限りで引退「ファイターズの選手でいられてとても幸せでした」
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201809220000457.html

松坂大輔(西武ライオンズーボストン・レッドソックスークリーブランド・インディアンズーニューヨーク・メッツー福岡ソフトバンクホークスー中日ドラゴンズ)と同世代の選手が今年もまた引退していった。
石井裕也選手もそのひとり。違うのはわたしと同じ聴覚障がいがあるということ。

聴覚障がい者は、記事にもあるように目で情報を得る。周囲の音がうるさいと感じたら、あえて補聴器を外すか切ることもある。彼のコメントや記事にとても共感できる。

競争が厳しく入れ替わりも激しいプロの世界で14年もやれたというのは賞賛に値する。
彼のこれからの人生も心から応援していきたい。

まだ秋には遠い。2018/08/20 22:36:11

朝テレビを見て25℃前後という予報に、長そでにする必要はないが、ちょっと上着を持っていったら、夜帰宅するときにじっとり汗ばむくらいに。まだまだ秋には遠い。

甲子園の第100回高校野球選手権大会。
決勝は秋田県代表の金足農と大阪代表の大阪桐蔭の対決となった。

私立、県外からの野球留学生を集めるのが全盛のなかにあって農業高校しかも公立高校が甲子園で活躍するなんて、誰が予想できただろう。

北海道だって「無理」と言われながら深紅の大優勝旗を持ち帰ったのだ。
秋田にできないわけはない。

明日は手につかないかもしれないね。

ああ、やっぱりこうなったか2018/07/31 22:50:20

昨日書いた、日本大学アメリカンフットボール部の今年5月にあったオープン戦での反則問題。昨日、第三者委員会がひらいた最終報告会見について書いたけれど、今日、関東アメリカンフットボール学生連盟が、問題の背景と、再発防止について関東学連が設けた検証委員会による審査結果の答申を聞いた上で処分解除について協議した。検証委は日本大学側が提出した報告書について指導陣の刷新など部分的には評価しながら、「日大全体で取り組まなければ実効性を伴わない施策については、策定も実施も不確定、不十分である」と認定。理事会では協議に参加した理事20人のうち17人が検証委の答申に賛成したという。

その結果、十分な改善がされていないという結論になりTOP8への復帰は認められず、その下の下位8チームによるBIG8に降格することになった。

結論を聞いて「ああ、やっぱりこうなったか」というのが正直な気持ちだ。

問題がおきてから、後手後手に回ってしまったどころか、開き直りと言い訳に終始した、前監督やコーチの記者会見、記者会見での大学広報部でもある司会者の対応もさることながら、大学側が「アメリカンフットボール部の問題」としかみてこなかったこと、少なくとも日大を象徴するスポーツであるアメリカンフットボールなのだから、大学トップ、それも理事長が何らかの機会をつくって説明すべきだった。しかしいまだに日本大学の理事長が出てきていない。公の説明もない。

かわいそうなのは当のフットボール部員だろう。
ライスボウルうんぬんはともかくとして、秋のシーズンに出られない。力量を試す機会も失ってしまい、目標がないままシーズンを過ごさなくてはならない。

これで本当に教育といえるのだろうか。未来ある青年たちに迷惑どころか一生の傷を負わせてしまったのだから。