次元が違いすぎた2019/01/03 21:58:39

今日東京ドームであったライスボウル。富士通対関西学院大学の試合は序盤こそ関学が優位かなと思わせたが、次第に力の差を見せつけられて点差が広がり、富士通の勝利で終わった。ここには点差を書かない。

昨年の大会から言われ続けてきたことだけど、あらためてライスボウルの意味付けを問われることになると思う。
社会人はここ10年ほどで外国人、といってもアメリカ人選手が加わるチームが増えてきた。それはワールドカップなど国際試合でアメリカはじめ、外国チームに対応するための方策でもあったが、日本の学生には残念ながらアメリカをはじめ外国人選手がいない。学生だから入れ替わりがあり、毎年同じレベルのチームを維持するのは並大抵のkとではない。社会人にいる外国人選手にしてもNFLキャンプに呼ばれるほどのレベルの選手が多い(それでも最終ロースターまでたどり着かないのだから、NFLというのはとんでもなく高いレベルなのだ)。しかも、そういった社会人チームはもはやセミプロといってもいいくらい、からだが出来上がっていて戦術もスピードもパワーも、学生とは差が大きい。練習時間も昔よりしっかり確保できるようになった(日本代表の多くが社会人から出ていることも背景にある)。

そんななかで力量差がある者同士が対戦する必要があるのか?
日本でも知られているカレッジフットボール、たとえばUSC(南カリフォルニア大学)UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)と、関学が対戦するとしよう。はっきりいって勝負にならないどころか体格差レベル差が大きすぎて事故につながる危険性が高い。実際、かつてウィリアム&メアリー大学、ユタ大学などが来日して学生代表、社会人代表と対戦したことがあったが、大敗する結果に終わった。
仮に社会人がNFLとはいかなくてもアリーナフットボールと対戦しても、同様の結果になるだろう。

とすると、わたしの結論は

① ライスボウルを現行の社会人対学生ではなく、1984年まで開かれていた、学生の東西対抗戦に戻す
② 社会人チャンピオンはジャパンエックスボウル、学生代表を決めるのは甲子園ボウル、と分ける

それがいちばんいいのではないだろうか。
無理に社会人対学生というレギュレーションをつくる必要はない。

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