甘い幻想は抱いていない2018/04/21 23:24:29

暑い一日だったがほとんど家から出なかった。夜に買い物を頼まれてスーパーへ行っただけ。

北朝鮮が核実験の必要がなくなった、ミサイル発射もしない、と発表した。しかしこの報道に諸手を挙げて喜ぶほど、甘い幻想は抱いていない。
どこまで本気なのか、騙されないように、と疑いをもってみている。

楽しんでもらえるように2018/04/22 23:42:14

これは昨年のもの。今年も来てもらえたらうれしいな
終日暑い一日。今日は朝に教会の礼拝のあと、教会総会をへてはーとふるはんどのけいこへ。何回か心臓の動悸を感じたが大事には至らず。

難しい顔やしかめっ面をしてダンスや朗読をやってもいいんだけど、どうせやるなら楽しい顔のほうがいい。からだにもこころにもね。
というわけで入団したころは怖い顔をしていたのが、メンバーからは「柔らかい優しい表情になった」と言われるようになった。
そう、どうせ舞台に立つなら楽しい表情の方がお客さんにも楽しんでもらえるだろう。心臓やがんがあるからこそ。

そんな光景があたりまえになるといいなあ2018/04/23 23:11:52

たまたまですが乗り合わせた地下鉄から降車前に、ヘルプカードを見て「ろう者ですね。わたしは手話ができます。読み取りもOK」と聴者の年配女性から話しかけられて、ヘルプカードの説明から話が弾み、こころが楽しくなりました。

いつもはヘルプカードを見ても無視されることが多く、席を譲ってもらえるのは、たまにです。ヘルプカードに「がん」「心臓弁膜症」と書いたのを見て手話で話しかけてもらえたのがうれしかった、出勤途中のできごと。

そんな光景があたりまえになるといいなあと思いつつ。

魂を込めた舞台表現2018/04/24 23:19:55

ちょっとさきのことになるけど、7月から朝日カルチャーセンターの「朗読のレッスン」に復帰することになった。
この7月期は9月末にある、第13回コスモス会、朗読発表会のためのクラスでもある。
これまで朗読を学んできたが、講師先生にろう学校で使うマイクをつけていただき、マイクから受信機とループタイを通して補聴器で声を聴いて内容をつかんだ。
でもあいまいに理解していたり、聞こえていなかったりで、思いきって講師の話を、手話通訳士による手話を通して聴くことにしてみた。文化活動ということで派遣が認められるかわからなかったのだけど、手話通訳士の派遣と同席を、講師先生やクラスメートが認めて下さり、初めて手話通訳を介して受講する。

がん、心臓病と、ろう者であり話せるからだのわたしが、朗読舞台で声と手話で朗読をする。朗読ではないけれどギターもやってはーとふるはんどでも舞台に立つ。

そういう状況のなかで、失われたものを数えるのではなく、残されたもの与えられたものを最大に生かす。
そんな表現ができるようになりたい。いや表現者になりたい。

雨のち晴れ2018/04/25 22:52:40

出勤途中から雨が降り、職場近くの駅で下車して向かう。スーツは濡れ、バケツをひっくり返して風が吹きつけたような、ものすごいさま。
それでも午後からは晴れて気温が上がり、帰りの地下鉄車内は朝とは打って変わってやや蒸し暑くなった。

週末から2週間ほどは厳しい暑さが続くという。
体調もそうだし気をつけなくてはならない。

お互いを理解していくこと2018/04/26 22:43:16

会議でろう者が受ける不利益はなんだろう。
聞こえないために会議の内容そのものがつかめないこともさることながら、誰が発言しているのかさえつかめない。
IT機器、タブレットやパソコンの画面に文字変換で表示されるようになって会議に参加しているという実感が感じられるようになったけれど、それでも聴者のなかにはいると、同時発言や誰が発言しているかがわからない。

ろう者同士の場合は発言するさい、挙手をする、自分の名前を手話で表してから発言するなど、工夫がなされている。
挙手をすることは国会でも見られていることだけど、わたしの職場ではなかなかない。
慣れないことだろうけど、ろう者と聴者がお互いを理解するために、ろう者のやり方をやってみる。

そうやって徐々にお互いを理解していくことが大事なのだろう。

気持ちは痛いほどよく分かるからこそ2018/04/27 23:08:58

月曜日から土曜日まで、毎朝妻と見ている朝ドラ「半分、青い。」。
いろいろ思うけど、親にとっては子どもに障がいがあるとわかったときの気持ちはつらく苦しいのだろう。わたしだってはしかで聞こえなくなったのだけど、親ははしかの感染を防げなかった、聞こえなくなってしまったという負い目で苦しんだのだろう。あのドラマの中での主人公である少女の親の気持ちは痛いほどよく分かる。

だからこそドラマでは前向きになってほしいと思うのだけど。

いいところだなあ2018/04/28 22:43:08

この日から妻の自宅、福井で連休を過ごす。
何度も訪れて、わたしの故郷北海道と同じくらいにいいところだなあと魅力を感じる。

どんなところにも、たとえ何もないように思えるところにも魅力がかならずある。

新しい希望2018/04/29 21:30:02

妻の故郷、福井市にある、希望の丘バプテスト教会で礼拝をまもる。

人口減という問題は宗教の世界にもさまざまな影響をもたらしている。
ひとつの例をとると、僧侶や牧師神父といった宗教家のなり手が少なくなっていることが挙げられる。都会ならまだしも、地方となると寺院や教会の僧侶や牧師が高齢化している、という問題がある。僧侶や牧師だけではなく信徒も高齢化している。

驚いたことに、今日訪れたこの教会では明日まで、将来の牧師となるための学びをしている神学生を受け入れていた。それもひとりやふたりではなくなんと15名もの大人数だ。
東京や大阪など人口が集中している都市部ならともかく、福井という地方でこういう取り組みがあるのは驚きである。さらに驚きうれしかったのは、彼らの中に手話を学んでいる方が2名いらっしゃった。礼拝後のBBQで、手話で語り合えたのがとてもうれしかったのはいうまでもない。

この国で牧師となるのはたいへんなことだけど、彼ら彼女らが用いられる、成長していくことを願わずにはいられない。

同じフィールドに立てたら2018/04/30 21:00:54

中央フロリダ大の隻腕LBグリフィンシーホークスがドラフト指名
https://huddlemagazine.jp/april29_shaquem/

いろんな意味でアメリカは問題を抱えているしいまも問題を解決できたとは言えない。
しかし、チャレンジしたい、という人には門戸を開いているのはたしかだと思う。

片手の手首がないというけれど、フットボール選手として能力があると判断されたからドラフト対象になりピックアップされたのだ。
シアトル・シーホークスには双子の兄、シャキールもいる。もし兄弟でプレーできたらどんなにハッピーなことだろう。兄は守備の最後方コーナーバック、シャキームは守備全体に指示を下すこともあるラインバック。

いずれにしても兄弟の成功を心から祈りたい。