言葉の重み2016/06/03 23:04:53

一週間前の、オバマ大統領の広島演説。
それは時差があったにもかかわらず全米でも生中継されたという。
しかしそのあとの安倍首相の演説はほとんど彼の地では中継されなかったそうだ。

昨日安倍が「新しい判断」という表現で消費増税を再延期した理由を述べたけど、字幕を介してであっても全然こころに響かなかった。2014年に彼は「再延期はありえない」と断言している。その説明にもほど遠い。
そして東京都知事である舛添の一連の疑惑に対する記者会見での受け答えや、東京都議会での所信表明演説も、誠実さに欠けていて、まったく納得のいかないものだった。

正直にはっきりいう。
わたしは安倍首相も舛添東京都知事も、信頼できないし、信用できない。

オバマ大統領は、自ら演説の言葉を推敲したと伝えられている。アメリカでは大統領の演説でもスピーチライターがいて、ライターが書いたものに手を加えるだけということもあるそうだが、やはり自分の言葉で語ったものに勝る説得力のあるものはない。

彼我の文化なのかもしれないが、言葉の重みというか、自分が発する言葉に責任を持っているかどうか、この一週間の、人の上に立つ立場の言動から考えさせられた。