「ゲス」という言葉に思う2016/02/15 22:58:00

「げす」 下種・下衆・下司とも。

(1)身分の低い者。使用人。(2)心の卑しいこと。またその者。

~あと知恵 愚かな者は事後になって知恵が出る
~勘繰り   品性の卑しい者は不必要に気を回して見当違いの邪推          をするものだ
~逆恨み  心の卑しい者は自ら省みることなく、かえって注意訓戒し         てくれたものを恨む

これは広辞苑第6版からの引用である。
昨今話題になっている、ゲス某というバンドのグループと女性タレントの不倫問題で、ゲスというバンド名から考えてみた。

昨日、教会へ行く途中にビニールかさを捨てた若い男性のことを書いたけれど、はたしてわたしもそうだが、どれだけ省みて自分がゲス、ここでいうなら心の卑しいこと。またその者ではないと言い切れるだろうか。
ふりかえればわたしだって不必要に気を回してしまうことがあるし、半世紀も生きてきたら、省みることなく、注意訓戒してくれた人を恨んだことがないとは言えない。

問題は、こういった事件や事故が起きたときにいっせいにバッシングすることがある。まるで彼らをたたくことが社会全体の共通した目的であるかのように。へたをすると一斉に攻撃することで不満不平を解消しているという錯覚思い込みもあるかもしれない。

聖書は、イエスは、罪を犯したという人を糾弾しようとする人々に、では罪を犯したことがない者が、石を投げなさい、と言う。
どんなに立派だと思っている、いや思い込んでいる人ほど傲慢になりやすい。
自分もまた、罪を犯す可能性があるのだという謙虚さを持っていれば、罪を犯した人に対してどうかかわるか、おのずからわかると言えるのだろう。

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