ショックとやりきれない思いを2016/02/16 23:06:59

週末からの寒さはまだまだ続く。

おととし川崎市の高齢者施設で、入所者3人が高所から転落死した事件があった。
この施設に勤めていた職員が事件にかかわっていたとして逮捕された。

大学時代に高齢者福祉をわずかでも学んだわたしにとって、ショックがある。「虹の手」メンバーと一緒にボランティア演奏のためデイケアホームを訪れるが、職員スタッフの仕事はほんとうにたいへんなもの。逮捕された元職員は「入所者の暴言に腹が立った」と言っているようだが、ストレスやさまざまな思いが重なってのことだろう。

福祉施設にかかわっている人みながこういうわけではない。
一生懸命に障がい者や高齢者のためにと思って働いている人が多い。
けれども人間相手だから思うようにはならないし、ちょっとしたきっかけで虐待につながることがある。京都であった知的障がい者虐待事件もそうだ。

人口減と高齢化。いまの日本は先がバラ色とはとても思えない。
しかし、「生きてきてよかった」と思えるものでありたい。生きていて意味がない人生やいのちはないのだから。

とても大きなショックとやりきれない思いを、感じている。