えらい目にあった その①2016/02/14 16:18:13

春一番が吹き荒れた関東地方。
東京も朝から雨と強風で、浦安教会へ行くのが大幅に遅れた。

東京メトロ東西線で日本橋から浦安へ向かう途中、東陽町で下車してくださいという。聞こえないわたしは当然、駅に近づいてから乗客の動きを見て行動した。
降りてからホームに立って、後続の西船橋行きの地下鉄を待った。待てど暮らせど、来るのは東陽町止まりの地下鉄だけ。そのたびにどんどんお客さんが降りて、いっときはホームにあふれんばかりの人数になった。まぁ彼らはしばらくして地下鉄が動かないと判断して地上へ出て都営バスなどに乗り換えたと思うが、浦安には都営バスは運行していない(笑)。4本くらい待っただろうか。ようやく東西線西船橋方面が運行再開で、やっとの思いで乗ることができた。

東陽町駅では聴者へのアナウンスはあったけれど、聴こえないお客さんへの対応は、「?」としかいいようがない。
マスク姿の駅員さんに聞いてもモゴモゴしたマスクからは口の動きは読み取れないし、何を言っているのかわからない。聴こえない人にマスクをして話をしてどうやって聞き取れというのだろう。
緊急時非常時の、聴覚障がい者を含む情報弱者に対する配慮ができていない。平常時ではなく、こういった緊急時非常時のときこそ情報弱者への配慮が試され問われる。
わたしは手話が第一言語だけれども、手話ができなくてもいい。せめてホワイトボードなどで緊急時の状況を書いてホームで掲示ながら歩いてもらうだけでも、ずっと情報が得られる。たしかに改札口に行けば掲示板があってそれをみればいいかもしれないが、ホームを離れるわけには行かない場合もあるし、ホームを離れているあいだに電車が来るかも知れない。
まもなく5年目になる東日本大震災だが、将来起こりうる巨大震災や災害のときにはスマホも通じないかもしれない。そのときにはネットではなくローテク、ホワイトボードでの情報伝達といったローテクが必要になるかもしれない。

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