もう一度やってみようか2008/01/27 22:05:15

礼拝を終えてから、コンタクトレンズなどを購入するために都内を回って一日を終えた。

ふらりとひきこまれるように入ってみた、あるCDショップの陳列棚に、なつかしのフォークソングを集めたオムニバスCDや、1960年代、70年代、80年代を細かくわけて、その年ごとに流れたりヒットしたりしたフォークソングのCD集がならんでいた。
井上陽水、泉谷しげる、長渕剛、中島みゆきなど、大ベテランの方のほか、ギターを始めるきっかけになった海援隊もある。海援隊だって1972年のデビューだから、もう30年以上活躍している大ベテランだ。

わたしがギターを始めたのは大学生になってまもないころだった。普通なら中学や高校時代から始めるのだろうから、卓球や手話と同じように遅い方だといえる。
耳が聞こえない、調律がわからない、まして周りに教えてくれる人もいないから、自己流とギターコードブックを首っ引きに、海援隊などの好きな曲を弾く程度。作曲も作詞もやったことがない。
持っているギターは、モーリス社製にマーチン社製の最高級の弦(だけ!)。いまは違うメーカーのギターを使用していらっしゃるそうだが、一時期、海援隊はモーリス社のギターを使用していたときいた。で、わたしもモーリス社のギターを購入したのだ。使いこなせる技術もないのに、あこがれのフットボール選手や卓球選手が使っているギア(用品)を使っているのに等しいか。

話を戻すが、CDショップにならんでいるこれらのCDアルバムを見て、団塊世代を思い出す。
数年前から団塊世代が定年退職を迎える時期になった。
若いころに熱中してやっていたけれど仕事を始めてから中断したとか、プロにあこがれ、プロになるほどの技術があったとか、さまざまな理由事情で音楽をあきらめざるをえなかった「夢よもう一度」。あるいは定年後の趣味として、音楽をやりたいと、ギターやサックス、ドラムなどを始めたり音楽教室に通ったりしている人が多いそうだ。団塊世代を対象にした商業的発想ではあるが、新たな意欲を掘り起こす機会であるともいえる。

わたしも耳がこういう状況だけれど、もう一度ギターを引っぱり出してみようかと思う。教えてくれる人がいないかと思うが、いなかったらいないでまたひとりでやればいいかな。

けれど重大な問題がある。
なにせ長い間、触れるどころかケースから取り出してさえいないのだから、弦は古くなっていて使いものにならなくなっているはずだし、ネックも弦の影響で歪んだりひずんだりしているだろう。だから始める前に、ギターを再調整して弦を取り替えなければならないなあ(笑)。