秋の歌2007/10/29 22:38:20

秋だというのに虫の音がきこえない。聞こえないからだで虫の音もなにもないだろうといわれたらそれまでだが(笑)、昔は鈴虫だとか秋になると聞こえたときもあった。

前にも書いたような記憶があるけれど、秋になって聞きたい歌いたいなと思うのは「小さい秋みつけた」と「里の秋」のふたつだ。だれも聞いていないのをいいことに、ひとりで歌うこともある。相当音程は外れているけれどね。

だれかさんが だれかさんが だれかさんが みつけた

静かな静かな 里の秋

両方に共通しているのは、同じ単語を繰り返し繰り返し使っていること。
「だれかさんが」「静かな」という、たったそれだけを繰り返して、秋の物悲しくも、穏やかな季節を歌い上げている。「みつけた」「里の秋」と結んで、作詞者は秋の季節を的確に表現している。日本語の歌として長く歌い続けられてきたし、これからも歌い継がれるだろう。「荒城の月」や「月の砂漠」など小さいころに親しんだ童謡などとあわせて、日本語の歌詞として誇るべきものだとわたしは思う。

これを手話ソングでやるとしたら? う~ん。
声でなら、静かにゆっくり歌い始める手もあるけれど、手話だと小さい表現では舞台から遠くにいる人には伝わらないだろう。
たとえば大勢でやるなら舞台上手と下手の両方から交互に出てくるとか、視覚的な工夫が必要かもしれない。

ともあれ、秋の歌はほかにもいろいろある。
みなさんがお気に入りと思っている秋の歌はなんですか?