地図帳2011/05/11 22:48:11

震災後、定期総会をはさんで2週間の休会のあとの今日、久しぶりの手話サークル定例会があった。
気持ちがゆったりおだやかになったのを感じる。楽しく自分の話や相手の話を聴いたり話したり(もちろん手話で!)。
来週もまたこういう感じで過ごせるといいな、と思う。

さて、朗読の学びを続けているが、今日書店で地図帳を購入した。

   『東京時代MAP 大江戸編』  光村推古書院  1700円+税

歴史地図と現代地図を重ねるという新しい発想のもとにつくられた地図帳だ。
大きな書店には、古地図と現代地図を対照して示してくれるものが多いが、これは重ね合わせて「いまとむかし」を教えてくれる。
写真でお分かりだろうか。現代の地名の下に、薄い色で江戸時代の地名や大名屋敷などの名が出てくる。たとえば東京ドーム一帯は水戸殿だった。ドーム敷地だけではなく、いまの小石川後楽園も含む広大な範囲にわたっていた。634㍍の高さになった東京スカイツリーは古地図でどういうところだったのか描かれていない。北十間川を渡っていまの業平は押上村という地名だった。亀吉が収容されている小伝馬町の牢屋敷はいまの中央区岩本町、といった具合だ。

というように、鬼平の舞台である深川などをみる楽しみができた。
手話を学んでみて得た、新しい楽しみである。