前向きにとらえ、前に進んでいこう2017/10/30 20:17:36

仕事の帰りは体調がきつく、本音はどこかで座れたらと思っていた。けれどわたしの前に座っていた、若い男性は友人とスマホのゲームに熱中していて私が首から下げていたヘルプカードに目もくれない、いや目にしているはずなのにずっとゲームに熱中していた。
やれやれ。

日本人差別への対応に賞賛
https://lin.ee/4F2hRCt

差別はもちろん悪いことであり、差別されたことについてはっきり抗議をすることも同じくらいに大事なことだ。
けれど差別した相手を非難したり責めたりしても、差別した本人が、自分の行為を反省したり悪かったと思わなければ、本当の意味での解決にはならない。

No one is parfectではじまる、ロサンゼルス・ドジャースのダルビッシュ有選手のツィッターでの書き込み。
いま熱戦が続いているワールドシリーズで、対戦相手のヒューストン・アストロズのYuli Gurriel選手からアジア系への差別であると受け取られる両手で両目尻を引っ張るしぐさをされたことに対するものだ。

「怒りにフォーカスするよりも、前向きにとらえ、前に進んでいこう」
こう書いたダルビッシュ選手にわたしも共感する。
 
ひるがえってはじめに書いた、地下鉄車内での若者の行動。
彼らも自分がしたことに気づいていないかもしれない。しかし彼らが自分の行動の愚かさに気づくよう、彼らを責めるより学ぶように向けていきたいと思う。わたしもまた同じように苦しい思いをしている人たちを忘れずに。