とても大きな不安と危惧を隠せない。2016/11/10 22:23:21

今回のアメリカ大統領選挙ほど、「分断」を感じさせるものはないといってもいいかもしれない。
選挙結果が出てからも全米各地でトランプに反対する抗議デモや集会が起きたと伝えられている。

しょせんトランプはビジネスマンでありタレントでしかないとわたしはみている。政治家としての経験も外交経験もない。国と国の駆け引きや交渉などはそれなりに専門家でないと渡り合えないところもある。仮に彼を補佐するエキスパートがつくとしても、彼が「それは既成政治家のやり方だ」などと言い出して収拾がつかないようなことになったらどうするのだろう。
今回の選挙はアメリカが間違った方向に進むきっかけとなるのではないだろうか。とても大きな不安と危惧を隠せない。

季節は変わり、世界はどうなっていくのか。2016/11/11 23:23:01

けさ起床して外はものすごい雨。ベランダに出した洗濯物をあわてて取り込み、真冬並みの服装に。

徐々に秋から冬に移っていく。
世界はどんな方向に進んでいくのか。不安がたくさんある。しかしあきらめるわけにはいかない。あきらめたらそこで進歩はない。あすもまた日はのぼり朝がやってくるのだから。

歩いて歩いて2016/11/12 22:25:23

秋晴れの一日。
妻と一緒に、妻の知人らが参加している福生市文化祭に足をのばしてきた。
タンバリンダンスを見て、千葉へ移動して、歩いて歩いて16000歩。

やれやれ、さすがに疲れた。

あすからもまたがんばりたい2016/11/13 23:18:27

午前中からの「はーとふるはんど」けいこレッスンと、銀座教会の夕礼拝。帰宅して、ギター練習。

「はーとふるはんど」けいこはメンバーみなさんと楽しい話題の会話が交わせて充実したものに。しかしこれで満足してはいけない。さらに上を目指せるようにならなくては。

銀座教会も手話通訳士や信徒の方と話ができた。すべての人とではなかったにせよ、会話があると楽しいのはいうまでもない。

帰宅してからのギター練習は苦手なところを少しでも克服できるようにと繰り返しの練習。弦を抑える指も、ピックで弾く側も徐々にコツが分かってきた。

あすからもまたがんばろう。

次回は2034年ごろの予定2016/11/14 23:11:28

月が今年最大に見える「スーパームーン」。あいにく東京は雨で、満月どころか月を見ることはかなわず。

今回は満月としては68年ぶりの大きさになるそうで、今回と同じような大きさの満月が見られるのは2034年ごろだとか。わたしの生年から計算すると生きて見られるかどうか。

もろさと便利さが同居している2016/11/15 23:02:24

昨日は全く見えなかったスーパームーン。
今日、帰宅して用事のため外に出て、ギリギリ見えたのを狙って何枚かを写真に収めた。

まさに足元を揺るがした、福岡市の道路陥没事故。
事故から一週間たって24時間体制で復旧作業が続き、けさ5時ごろに道路が開通した。その速度と技術力にはただただ驚嘆のほかない。
そのあいだ休業を余儀なくされていた商店や企業への補償問題があるし、さらには事故がまた起きないという保証はない。建設工事に詳しくないが、どんな工事でももろさがつきまとうこともあるし、地盤によっては思いがけない想定外のことも起こりうるのだろう。
事故直後の写真を見て、建物の基盤、下水道管、ガス管など、ライフラインが地下に埋められているのを知り、もし東京で大地震が起きたらどうなるかと不安を感じたのはわたしだけではないだろう。

もろさと便利さが同居している、だからこそ注意が必要だ。
そしてもしライフラインがダメになるほどの災害が起きた時に備えることの重要さもあらためて考えさせられたものである。

健康器具2016/11/16 23:42:46

先日、ギターの弦を押さえる指を鍛えようと、健康器具を買ったことを書いた。

はじめは指を立てずにただ押すだけだったが、指先を立てて押すように工夫したら、弦を抑えるときも指の腹をつけるのではなく指先を立てて押す癖が身についたように感じた。指先を立てると隣の弦に指が当たらずスムースにいくし、音もきれいになる。

継続は力なり。このまま続けて指を鍛えておかなくては。

しょせんそういうものだ2016/11/17 23:39:00

暖かい一日だった今日。
テレビを見るとまた、高齢者が起こした自動車事故のニュースなどがある。

さて今年も出た、「流行語大賞」。

流行語大賞 SMAP解散、ゲス不倫、PPAP、ポケモンGO…候補30語発表
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/11/17/kiji/K20161117013740830.html

でも、いままでのこの大賞を見ても、あんまり記憶に残らないものが多いなあと感じる。年をとったからかそれとも、興味がもともとないからか。

まあ「あんなことがあったね」という話のきっかけくらいにはなるかもしれない。
しょせん流行語ってそういうものだといえばそうなんだけど。

怒りを隠せない2016/11/18 23:25:30

「菌」「賠償金あるだろ」原発避難先でいじめ 生徒手記
http://www.asahi.com/articles/ASJCH5GJYJCHULOB02P.html

まず、わたしはこういう、大の大人でも苦しむ状況下のなかで、勇気をもって生きようとしているこの少年を、合ったこともなく遠く離れているけれど、同じ思いを抱いている者としてこころから応援したい。

「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」。この文にとても共感し、こころを揺さぶられる。

そして、「菌」だの「賠償金あるだろ」だのと寄ってたかって彼からむしり取ろうとした少年たちに問いたい。
あなたたちがやったことは最低の卑劣な行為だ。望んでもいない、望んで故郷を離れたわけではない福島の人たちを、「放射能がうつる」などと大人の話から、それも間違ったことを言っている大人の話を信じ込んで、自分たちもそれに加担したのだから。あなたたちはどれだけ人として最低の行為をしたか、気づくべきだ。
それは周りの大人たちにも責任がある。学校、教育委員会、警察。
みんな見ぬふりをして、いじめもなにもかも、自分たちとは関係ないとほおかむりをしていたのではないか。

とても怒りを隠せない。

やりとり部分を入れ替えて読んでみる2016/11/19 22:36:08

朗読のレッスン、2016年最後のテキストは、清水義範氏の『苦労判官大変記』。

この人らしい皮肉のきいた文章、と評価されているように、読んでいてニヤリとさせされる部分が多い。
昔わたしが小学校のころによく見た、源頼朝の画像。冠をかぶりひげをたくわえた精悍な男の画像。近年の研究では、どうも源頼朝本人ではないのではないか、という学説があるらしい。

頼朝、尊氏、信玄 肖像画が別人だった理由を教科書会社解説
http://www.news-postseven.com/archives/20141123_285285.html

『苦労判官大変記』は、頼朝の弟、義経は本物ではなく、武蔵坊弁慶が京都にいた、名も知られぬあるチンピラをつかまえて偽物、偽義経に仕立てた。仕立てた武蔵坊弁慶が、実は義経本人だった、という小説。
実際、弁慶についていろいろ言われている話は『義経記』を中心とした後世の物語を基にしたもので、史実の弁慶についてははっきりしない部分があるようで、実在を疑う意見もあるとも。

そんなこんなは横において。
義経(偽義経)と弁慶(実は義経)のやりとり部分を、2人で交互に入れ替えて読んでみるとまたおもしろい。
掛け合いの妙であったり、感情の出し入れ、間合いであったり強弱であったり。
こういう読み方もおもしろいものだとあらためて感じたのだった。