イースター礼拝2015/04/05 22:17:18

2週間ぶりに浦安教会礼拝に出席する。イースター礼拝。

復活というのをどう考えるか。
キリスト教の中でもいろいろ考えがあるだろう。肉体のよみがえりであるとか、おどろおどろしいものを語る人もいる。
けれどわたしはそうは思わない。
わたしがろうであり話せることで、5歳の時に聞こえなくなってから(少なくとも聞こえないとわかってから)聞こえを失ったいっぽうでかわりに、聞こえないからだといろんな聞こえない経験を通して、もうひとつ別の、新しい人生を生きるという目標を与えられたと理解している。聞こえなくなってそれでもう終わり、ではなく、聞こえなくなったあとで別の人生を生きるという道を与えられたのだと。

けさのスポーツ新聞に、ミュージシャンのつんく氏が喉頭がんのため、声帯を摘出するという決断を下したと伝えられた。『モーニング娘。』などでも知られていて、いまの『モーニング娘。』はほとんどメンバーの名前を知らないが、初期のころの名前は知っている。その彼女らにとってもショックなことだろう。

しかしそれで終わったわけではない。
むしろそのことを通して新たな人生生き方ができる。
生き直し、もうひとつの人生を生きる機会が与えられたと。

キリストの復活。
けれどキリストはいまもなお十字架にかけられたまま。人間の様々な苦しみや欲望やらいろんな重荷を抱えたまま、十字架にかけられたままだと今日の説教では語られた。
そう、キリストはわたしたちの重荷をいまもなお一緒に負って下さる。
だから、聞こえないという現実が戻らない治らないことが分かっていても、絶望したりあきらめたりはしない。なぜならイエスがすでに十字架の上で絶望して「なぜわたしをお見捨てになられたのですか」と叫んだからだ。イエスが絶望したほどの苦しみはわたしたちにはない。わたしたちの苦しみはイエスのそれにははるかに及ばない。

だからわたしたちは復活を通して生きていこうと希望を抱くことができる。

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