まるでそこにいるかのように2010/08/13 23:05:37

いったん中断している朗読舞台『ゆずり葉』と別に取り組んでいる、手話ひとり芝居『つるの恩返し』。今日はその後半部分、娘がおじいさんに糸を買ってくるようにお願いして、機織をはじめるが、おばあさんに正体を知られて鶴に戻って去っていく場面までをご指導いただいた。

手話表現も単に表わすだけではなく、まるでそこにいるかのように、言い換えるなら、登場人物や状況をイメージするように描き出す。
たとえば機織。両手をひらいて上下に指を交互にいれる。正体を知られた娘が鶴になって去っていく。おじいさんやおばあさんが鶴に別れの手をふる場面も、ただたんにさよならとふるだけではなく、鶴が飛び去っていくように、両手を組み合わせ、その幅を大きく、次第にだんだん小さくしていく。最後の場面は余韻を持たせるように語り表現したいと思っていただけに、とても納得のいくご指導をいただいた。

週末は『ゆずり葉』と『つるの恩返し』を集中して練習する。一度だけ衣装を着たつもりで、所作動きなどを確認してみる。

よほど空腹だったのだろうねえ。
いつものように手話通訳の先生と一緒に食事をしてホッピーも枝豆もさしみもあっという間に胃袋に収まった。