あさの長セリフ ではわたしたちはどうなのだ2016/04/03 22:53:10

「戦争は銃や大砲で人を傷つけて、新聞や世論は人を悪ういうたり勝手な批評して人の心傷つけるばかり。みんなが幸せになるための武器は、銃でも大砲でも悪口でもあらしまへん。(頭と胸を指し)ココとココだす」

「そうだす。人の気持ちをおもんばかることの出来る優秀な頭脳と、柔らかい心、それさえあったらそれで充分なんだす」

半年間、泣いたり笑ったりして観た「あさが来た」。
昨日の放送で最終回を迎えた。もちろんわたしも妻もBSプレミアムの放送、地上波の放送、そして夜の再放送と全部ひととおり観た。妻はBSプレミアムでの放送でティッシュを何枚も使って泣いていたのは言うまでもない。

で、最終回。
あさが女学生を前に話す長セリフ。
いまの世にも通じるものであるのは当然のこととして、ではわたしたちは、広岡浅子なり、過去に生きた人たち、そして未来につながる人たちに対して、いまこう生きてきましたよと、未来に対しても過去に対してもしっかり言えるか。
みんなが幸せになるための武器というか、幸せになれる世の中をつくっていったと言えるか。

はっきり言いたい。
今の政治家はどうなのだ、メディアの人間はどうなんだと。そして名もない一市民であるわたしたちはどうなんだ、と。