やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

13日、悪夢のような出来事が起きた、フランス。
最新の報道ではアメリカでもテロを起こすという。

中東から欧州にやってきた難民の中にテロリストが紛れ込んでいたという情報があるけれど、難民全員がテロリストであるわけはない。悪意のある人間が紛れていた。大半の難民は故郷を捨て遠く離れた欧州に安住の地を求めていた人たちだ。テロリストと難民を混同してはいけない。

こういう事件が起きるとすぐに難民を追い出せとか排除しろとかいった極端な声が出てくる。武力による空爆も。それによるしわ寄せが、さらに弱者を追い詰めていく。

ＩＳ（イスラミック・ステート）の連中は、イスラム教の伝道というのではなく、キリスト教も含めた他文化多くの国の分断と敵意をむき出しにして活動している。そしてわたしたちのなかにも、テロへの恐怖から、難民や中東、イスラムの人たちへの憎悪や敵意が生まれかねない。そうなったらますます彼らの思うツボであり、悪循環がさらに憎悪を生む。

いつになったら、すべてが正常に復し、平和な静かな世界（アンネ・フランク）がやってくるのだろう。