これを食べずにして何を食べたらいいんだい!2017/03/20 20:59:38

カレー、ギョウザと漬物で580円
今月10日のここの記事で、北海道民では知らない人がいないといってもいい、北海道のソウルフードが初めて東京に来るという話を紹介した。

北海道のソウルフードがやっと東京へ!
http://todaywesonghands.asablo.jp/blog/2017/03/10/8399872

今日まで新宿の伊勢丹デパートでひらいていた「北海道物産展」に妻と一緒に行ってきた。妻は用事があるとかでさきに帰っていったけど、北海道の牛肉弁当と、北海道では「ザンギ」と呼ぶ、鶏の唐揚げを買って帰った。

わたしが訪れたのは、もちろん「みよしの」。2020年をめどに都内で開店するという話だが、待っていられるわけがない。
「みよしの」の食堂ブース前には長蛇の列。お客さんがみんな道産子、北海道出身者ばかりとは限らないけれど、一度か二度は北海道を訪れたことがあり、「みよしの」で食べた経験がおありの方が多かったのではないだろうか。次から次と回転率が高くお客の入りもよかった。「みよしの」の幹部経営陣がどう判断するか次第にかかっているけど、たった5日間の開催でこれだけお客さんが来たのだから、東京で営業を始めたらもっと来るのではないだろうかと思う。

注文したのは、カレーとギョウザ、それに小皿にのった漬物の「カレーギョウザセット」。600円もしない。お味は……。
期待を裏切らない、どころかやっぱり「みよしの」独特の細かく刻まれた具材があるカレールーとコクのある味わい、漬物がさらに味をひきたててくれる。はじめはギョウザとカレーを別々に食べていたけど、やっぱり一緒に食べないと本来の味ではないから、ギョウザをカレーの上に乗せて食べた。

今回は物産展に限った出店でしたが、有楽町の「どさんこプラザ」(千代田区有楽町2-10ー1、東京交通会館1階)にて「みよしの」のレトルトカレーが手に入ります。
みよしのカレー 1食(180g) 299円(税込)
https://www.facebook.com/dosanko.plaza/photos/pcb.637151579829482/637151429829497/?type=3

これを食べずにして北海道で何を食べたらいいんだい!
ラーメンもいいけど「みよしの」もぜひおすすめです。

北海道のソウルフードがやっと東京へ!2017/03/10 22:24:06

ギョーザとカレー「みよしの」東京進出 20年めどに小型店数店
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0377172.html

手前みそ、ローカルネタで話を始めることをおゆるしいただきたい。
北海道出身のわたしにとってなくてはならないソウルフードはなにかと聞かれたら、まず「ジンギスカン」「みそラーメン」、そして「みよしの」のぎょうざカレーと続く。
わたしは1965年生まれだが、その2年後、札幌市の狸小路商店街にできたぎょうざ専門店「みよしの3条店」がお店の始まり。77年に「ぎょうざカレー」が、メニューとなった。牛乳、鶏肉、玉ねぎ、にんじんを使い、細かく刻まれた具材があるカレールーとコクのある味わいが、北海道民の人気を集めた。高校時代、自宅へ帰る途中に、JR小樽駅近くの、いまはない「みよしの」でぎょうざカレーを食べたものだ。
カレーライスが300円、ぎょうざカレーは390円。セットや定食を含めても最高が800円でおつりがくるという、お手頃な価格だ。最近はラーメンも始めたらしい。こちらは868円が最高額だ。東京でラーメンを頼むと800円を超す。カレーも700円を超すのがあたりまえ。それだけにこの価格は驚きである。

ところが、なぜか「みよしの」は道外に進出していない。通信販売を行ってはいるのだが、道外に出た道産子にとっては「みよしの」の味を楽しめずさびしい限りだった。

2020年をめどに、「みよしの」が長年の望みだった、東京進出を果たすその手がかりにと、この3月15日~20日、伊勢丹新宿店で開催される『北海道展』に出店するらしい。その結果次第で正式に東京進出が決まるのだと思う。

http://miyoshino-sapporo.jp/2017_isetan/
期間限定!「みよしの」が東京へ進出!

2017.3.15(水)~3.20(月・祝)伊勢丹新宿店で開催される『北海道展』に出店いたします。
東京初出店となります。

東京に居ながら、焼き立ての「みよしのぎょうざ」が食べられます!

これは行かなくちゃ!

しにせのうどん店で夕食を2017/02/14 20:49:46

妻は手話奉仕員養成講習会の修了打ち上げとかで帰りが遅い。

今晩は妻の妹の息子、つまり甥っ子と一緒にうどんを食べてきた。

『松のや』。創業が1935(昭和10)年というしにせのお店だ。

お店ウェブサイト  http://www.matsunoya-soba.jp/

いただいたのは創作うどん・みそミートうどんだが、コシがしっかりしていてサラダとうまく合う。おいしかったのはいうまでもない。

お近くにお越しの際は、ぜひ一度おすすめします。

A面/B面2017/02/13 21:53:28

このあいだはーとふるはんどのメンバー(健聴者)と音楽の話をしていてA面B面の話が出た。レコードのA面B面である。

アーティスト、歌手、レコード会社ともに、シングルレコードには売り込みたい曲あるいは自信作をA面に、そうではなく本命ではないがそのほかに作った曲(といってもプロだから当然それ相当にレベルが高い)をB面に、というかたちで制作していた。いまはCDでカップリング曲というのだそうだが、AとBで区別していたものでもある。
けれどそうそう、世の中は甘くはない。有名作曲家作詞家に依頼したり宣伝や売り込みに力を入れたりした曲がヒットする一方、意外なきっかけやファンからの応援が、本命曲ではなくB面曲に集まって、A面とB面を入れ替えたり、B面がA面として再発売されたりしたケースもある。

わたしがまだ聞こえていた頃。
初めて買った歌謡曲(アイドル歌謡曲)は天地真理さんの「ふたりの日曜日」(CBS・ソニーレコード、1972年12月5日発売)。B面曲は「真冬のデイト」。どちらも山上路夫さん作詞、平尾昌晃さん作曲というから大ベテランがつくったものだ。
海援隊のヒット曲の一つ、「贈る言葉」(ポリドール、1979年11月1日発売、武田鉄矢さん作詞、千葉和臣さん作曲)もB面は「踊り子」(中牟田俊男さんボーカル)だけど、B面は海援隊ファンのあいだでもあまり知られていない。

さきに、A面とB面を入れ替えたり、B面がA面として再発売されたりしたケースと書いた。
「また君に恋してる」(坂本冬美さん)「学生街の喫茶店」(ガロ)などはB面の曲だったのがヒットしたケースだそうだ。

長々と書いてしまったが、いまテレビを見てもじっくり歌を聴かせてくれる音楽番組が少なくなってしまった。
CDやネットからのダウンロードやいろんなかたちで音楽を楽しめる半面、ヒット曲が生まれにくいのかもしれない。
けれど音楽の持つ力は大きい。
A面ではなくB面にファンの人気が集まって入れ替えたり再発売されたように、人をひきつけるだけの力が音楽にはある。
そんな曲と出会いたいものだ。

十分そばにいてほしいと思う2017/02/12 22:39:10

聴導犬をモチーフにしたキーホルダー
犬と人間 目と目で通じあう、特別な絆
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12793416.html

以前にも書いたけど、どちらかと聞かれたらわたしはまちがいなく、犬がいいなあと思うひとりだ。
イヌとヒトのかかわりは20000~15000年前にさかのぼるという。
刺激臭に対する嗅覚はヒトの1億倍。可聴域はヒトの20ヘルツ~2万ヘルツに対してイヌが65~5万ヘルツだというから驚く。

アイコンタクトという言葉がJリーグ発足直後にはやった。プレー中に味方同士で目線を合わせてコミュニケーションをとるという。
イヌは言葉が出せないけれど、指をさしたり視線を向けたりした先にエサがあることがわかるが理解できる。そういえば聴導犬も、指さしや視線を向けてその先に何があるかわかる。わたしが病気になったことで、聴導犬ユーザーになるのは無理かもしれないけれど、それでもイヌのもつさまざまな能力やコミュニケーションは、たとえ言葉によるものではなくても、十分そばにいてほしいと思うに値する。

いながらにしてわかる2016/08/18 21:57:21

今日、妻の妹とその息子が1カ月近い休暇を終えてアメリカへ帰った。

フライトレコーダー24というサイトがある。スマホやタブレットでアプリをインストールすることもできるのだが、わたしはサイトをブックマークに入れておいた。

https://www.flightradar24.com/

いながらにして、いま飛行中の航空機がどこを飛んでいるのか、航空会社やフライト番号から割り出し、機体に搭載されている電波などから位置をを表示してくれるというものだ。

ちょっと前だったら国内線国際線問わず、旅客機の飛行状況や飛行ルートを知るには国際線国内線の各国各航空会社から出された資料をもとにまとめられた、大きな時刻表本をあたるか、ネットで航空会社のサイトをあたるしかなかった。
こういうサイトがあるというのはとても便利なものだ。

そういえば、以前羽田空港を訪れたときに、接近してきた航空機と管制塔の無線通信を航空無線機で傍受して到着時間を割り出し、屋外デッキで到着を待ち受けていた、熱心な航空ファンがいた。
いまでも無線を使いながら航空機の写真を撮ったりしているのだろうか。

もうこのからだではできなくなってしまったが、アマチュア無線とインターネットの組み合わせなんていう記事が「CQ Ham Radio」という雑誌に載っていたのを思い出した。

ネットの進化はいろんなマイナス面もあるけど、こういう便利なものはとてもいいなとつくづく思わされる。
飛行中の航空機すべてが安全に飛行しますように。

音がとても柔らかく心地よく耳に響く2016/05/12 23:11:01

長いあいだ弾いてきて音が歪んだように聴こえ、さらに指にひっかかるようにもなって、弦の交換が迫っているだろう、と。
今日はわたしと妻のそれぞれのギターのストリングスをまとめて交換した。

先日、フォークシンガーのイルカさんが、その昔、ご主人からマーチンのD-35という高級アコースティックギターをプレゼントされたという話を読んだ。1976年ごろで20万円もしたのだそうだが、ネットやギターに詳しい知人に聞くと、現在は最低価格で35万円、値が張ると100万円は優に超えるものだという。
とてもそんなギターは一生買えないだろう手にすることもないだろうから、わたしは大学時代に購入したモーリス、妻はヤイリのモデルにストリングスだけ、マーチンという組み合わせで十分である。

肝心の、交換したあとの音の響きは、やっぱり違うなあ。といっても補聴器を通してだけど。
スリーフィンガーやアルペジオ奏法にこだわりがあるわたしは、交換したての音がとても柔らかく心地よく耳に響く。

以前、ギブソンのアコースティックギターをお借りしたことがある。妻曰く「あなたのギターは重いからお借りしたら」というのだ。
壁にかけてあったそのギターは、たしかにネックもボディーもいいものなんだけど、ストリングスが錆びついて弾き具合はよくなく、ネックも汚れていた。せめてメンテナンスをしっかりしてストリングスも交換しておけばいいのに。せっかくの高級品なのにもったいないなあと思ったものだ。
アコースティックギターは展示よろしく壁にかけておいてもいいけど、弾いてこそ生きてくる。もとは木材だから、何度も弾くことで音色がよくなり、いい音が出てくる。何度も使っていけばいいのは卓球ラケットと同じ。

そういえば、上を見ればキリがないのは卓球ラケットでも同じ。
いま手にしているものを末永く大切に使っていけばいい。

海援隊の古い楽譜集が届いた2016/04/19 23:26:58

いまだ大きな揺れが続く毎日。
被災者のことを思う、家族を失ったり行方不明になっている方のことを思う。そして、悲しみを、簡単ではないことだけどこころにとめていきたいと思う。
同時に災害への備えをしておかなくては。
いま生かされているのだから、生かされているなかでやりたいことやらなくてはならないことに集中すること。

と前置きが長くなったが、今日、オークションで購入した、海援隊の古い楽譜集が届いた。
大学時代に海援隊の楽譜集を買ったことがあるけれど、どこの出版社もいまは出しておらず、もちろん最新のものもない。たまたまネットで見つけて妻に相談して購入したのがこの楽譜集だが、前にも書いた、中牟田俊男さんの『俺の人生真ん中あたり』『風景誌』が収められているほか、『誰もいないからそこを歩く』『そんぐ ふぉあ ゆう』『思えば遠くへ来たもんだ』『贈る言葉』もある。コード進行が同じでもスリーフィンガーやアルペジオの指使いが異なっているものもあって、どれも覚えたいと思うものばかり。できれば個人的には1982年、一度だけ解散した時のライブアルバムバージョンの『誰もいないからそこを歩く』を覚えたい。というのも間奏が入っていて武田鉄矢さんの歌部分、3番目歌詞があるからだ。

もう一度、海援隊を覚えたいなあ、と思いが強くなってきた。

いいものを作っていく2016/02/22 21:59:13

いつも妻が毎朝つくってくれる弁当。
弁当をつくりはじめたころはプラスチックの弁当箱を使っていたけれど、震災前に有楽町で買った大館曲げわっぱ弁当箱にしてから、はしも天然物にして、口に入れる物以外はすべて木材を使ったランチにしている。

ところが……。

<大館曲げわっぱ>品質劣る偽物 通販かく乱
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160222_43007.html

こんな記事が出ていた。

わたしが買った弁当箱も、8000円くらいしたと記憶している。お店に聞いたら「うまく大事に扱えば20年くらいはもつよ」と言われたものだ。買った当時から20年後というと、定年退職したあとだ。そのころどうなっているか見当も予測もつかないけれど、そんなに耐久性がいいなら、もし生きていたら、妻に弁当づくりをお願いできたらいいなあといまも思っている。

大館曲げわっぱ協同組合
http://odate-magewappa.com/

偽物わっぱの多くは中国産だそうだ。
大館曲げわっぱ協同組合も、こうした偽物が横行するなどをうけて地域団体商標が書かれたシールを作ったり、独自にグッドデザイン賞のシールや工房の刻印などで独自性を出しているところもあるが、いずれにしても決定的な効果にはいたっていないらしい。

いいものを作っていく、お客に本物を選んでもらうしかないという、組合長の言葉に、なんともいえないやりきれなさと、長年の伝統で培われた誇りを感じる。
わたしもわっぱ弁当を愛用している一人として、こころから応援してきたい。

昔ながらの喫茶店2016/01/27 09:26:20

妻ハンナが「帰りが遅い」という予定をきいて、「もっけの幸い」と思ったわけではないが、たまにはいいだろうと、若いころ仕事帰りに一杯飲みに行った喫茶店へ足を運んできた。

地下鉄東銀座駅改札を出てビルの地下へ。『パウリスタ』という店名だ。ちなみに銀座にも同名の喫茶店がある。こちらとは関係がないらしい。
客席は5つもないだろうか、狭い店内だが、ホッとする空間である。
ここのマスターのお名前は知らないのだが、社会人になってまもないころから仕事前だったり仕事が早く終わったときだったり、ぐちともおしゃべりともつかない会話を交わしたものだった。

結婚してめったに寄らなくなって、お店が続いているのは知っていたけどなかなか時間がとれない。はじめに書いたように妻が帰りが遅いということを口実に立ち寄って久しぶりにココアを注文した。

わたしがおじゃましたころのマスターは3年前に脳こうそくで倒れたということで、若い男性に代わっていた。
昔話やら、彼がサッカーをやっているという話なので、今晩のリオデジャネイロ五輪サッカー予選などいろんな会話を交わした。

スターバックスやタリーズなどチェーン店だったり内装や店内が似たようなところがやたら増えた。それもいいけれど、おちついてコーヒーやお茶が飲めて、ほどよい店主とお客の関係を築ける、そんな昔ながらの喫茶店がまだあることがうれしい。