怒りの前に2018/12/14 23:21:10

若いころには車の免許が欲しいなあと思ったこともあったわたしだが、よくよく自分の性格をみつめると、どうもこだわりがあったり短気だったりというところから、車を運転しないほうがいいんじゃないかと結論を出すに至った。東京に住んでいて、さほど移動に困った記憶もない。一応バスも地下鉄もあるし。

懲役18年という量刑が重いか軽いかは被害者感情から見ればいろんな思いがあるだろう。それは横に置きつつ、東名高速で「あおり運転」を受けた末、一家が死傷したという今回の事故。
車は凶器にもなりうるんだということは重々わかっていたことだけど、使っている運転している人間がそれを理解していなかったり感情的な行動に走ったりしてしまうと、取り返しのつかないことになる。
被告はなんであおったり怒ったりしたのだろう。一瞬でも自分の行動を振り返ったり、感情をとめる、コントロールできなかったのだろうか。

家族をもってみて、わたしも気をつけなくてはならないと自戒している。つい家族だからこそわかってもらえると思い込み、感情に走ってしまったこともある。
そうではなく、家族だからこそわかりえないこともあるのだ、怒りの前に自分をいさめる、怒った自分をマネジメントすることをしないと、本当に取り返しのつかないことになる。

事故で犠牲になったご夫婦のご冥福をこころからお祈りするとともに、残されたご家族に幸いがたくさんありますように、と祈りたい。